ダブルヒガシ「人生最高!」勢い止まらず、ABCお笑いGP優勝

7月9日に開催された『第44回 ABCお笑いグランプリ』(ABCテレビ)で、吉本興業所属のお笑いコンビ・ダブルヒガシ(東良介・大東翔生)が優勝し、賞金100万円を手にした。

優勝したダブルヒガシ(東良介・大東翔生)(C)ABCテレビ

歴代のグランプリ受賞者にはダウンタウンや中川家といった、今日のお笑い界を牽引する面々が名を連ね、デビュー10年以内の芸人が漫才やコント、ピン芸人などジャンル問わずに参加可能なため、「お笑い異種格闘技」とも呼ばれる同大会。今年は575組がエントリーし、決勝進出者12組のなかから、ファイナルステージには素敵じゃないか、令和ロマン、ダブルヒガシの3組が進出した。

決勝は芸歴6年目ながら漂うベテラン臭に審査員からも驚きの声があがった令和ロマン、今年3月の『ytv漫才新人賞決定戦』で優勝し勢いにのるダブルヒガシ、ラストイヤーで初の決勝進出となった素敵じゃないかの順に、4分間のネタを披露。3組すべて吉本興業所属、漫才師という顔ぶれとなった。

最終の得点発表で、まさかのダブルヒガシと令和ロマンが671点と同点に。ファイナリストの得点が同点になるのは、今回が初となる。4人で肩を組み喜ぶ一幕もあったが、大会の規定で予選ブロックでの点数上位が優勝となり、その結果、ダブルヒガシがチャンピオンに輝いた。

予選ブロックでは、昨年優勝のカベポスターと同様に7人の審査員のうち6人から1位評価、その実力を見せつけたダブルヒガシ。勢いそのままに今回、優勝を飾った。大東は「サボらんでよかった〜!」と雄叫びを上げ、東は「人生最高!」と喜びを爆発させた。

審査員のりんごは、「同点やったらどうするんですか?という声が実際に挙がっていて。本当に誰が優勝してもおかしくなかったと思います」と、混戦だったファイナルステージについてコメントした。

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