元なでしこ川澄奈穂美がゴッサムFCを退団…NWSL日本人初の100試合出場者「この決断はとても辛かった」

[写真:Getty Images]

アメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)の属するNJ/NYゴッサムFCは8日、元なでしこジャパンのMF川澄奈穂美が退団することを発表した。

【写真】新たな旅路へのメッセージを綴る川澄奈穂美

川澄自身もインスタグラムにてメッセージを発信。現地時間9日に行われる第15節のポートランド・ソーンズFC戦を最後にチームを去ることを伝えるとともに、チームやサポーターへの感謝、次なる歩みへの想いも語った。

「日曜日のポートランド戦を最後に、Gotham FCを退団することになりました」

「この決断はとても辛かったですが、まだまだサッカー選手として成長したいので決めました。どんな時もサポートしてくれる皆さんには感謝しかありません!ゴッサムサポーターが歌ってくれた“ナホソング”は一生忘れません」

「初めてNWSLでプレーしたのは2014年のシアトル。そこから2019年からスカイブルー、今のゴッサムFCでプレーしました。このリーグで素晴らしい仲間たちとプレーし、大勢の素晴らしいファン・サポーターに出会えたことは私の誇りです。本当にありがとうございました」

日本体育大学から2008年にINAC神戸レオネッサへ加入した川澄は、なでしこジャパンの一員として2011年のドイツ女子ワールドカップ(W杯)優勝に貢献。2014年3月にNWSLのシアトル・レインFC(現:レインFC)へと半年間の期限付き移籍し、初の海外挑戦を果たした。

2016年6月にシアトル・レインFCへ完全移籍すると、I神戸へのレンタルを経て2019年1月にゴッサムFCの前身となるスカイ・ブルーFCへ。日本人選手として初めてNWSL通算100試合出場を達成するなど、アメリカでは150試合以上に出場し、22ゴール26アシストを記録。レギュラーシーズンのアシスト数は、アメリカ女子代表のFWアレックス・モーガン(サンディエゴ・ウェーブ)とリン・ウィリアムズ(ゴッサムFC)に次ぐリーグ歴代3位タイとなっている。

NWSLのレギュラーシーズンで通算20ゴール25アシスト以上を記録した6選手のうちの1人と、リーグ屈指のプレーヤーだったが、今季は出番が激減し、途中出場の3試合のみにとどまっていた。

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