市制100年の歴史に“輝き”添えた『ラブライブ!サンシャイン!!』記念イベントで『Aqours』声優が「第2の故郷」沼津への“地元愛”語る

7月8日、静岡県沼津市のキラメッセぬまづで行われた沼津市制100周年記念イベントに、沼津が舞台のアニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』で、桜内梨子役を務める逢田梨香子さん、黒澤ルビィ役を務める降幡愛さんが招かれ、同作に登場するアイドルグループ『Aqours』に対し、市の観光PR大使である「燦々ぬまづ大使」の認証式が行われました。

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『Aqours』が「燦々ぬまづ大使」に認証されるのは、2017年度から4期連続(任期2年)となり、会場に詰めかけたファンや沼津市民ら2,000人の前で、逢田さんと降幡さんが4期目への意気込みを語りました。

大勢のファンを前にポーズを取る逢田梨香子さん(写真中央)と降幡愛さん(右)=7月8日撮影、静岡県沼津市

「『Aqours』も沼津のみなさんの一部になれているのかな」あふれた感謝の言葉

<逢田梨香子さん>

「意気込みはもちろんなんですけど、というよりも感謝の気持ちの方が本当に強くて。責任感もすごくあるんですけど、こうして4期連続やらせていただいていて、『Aqours』も沼津のみなさんの一部になれているのかなっていううれしさが本当に大きいです。光栄です。ありがとうございます」

<降幡愛さん>

「私も本当に感謝の想いでいっぱいで、きょうもこうしてたくさんの方が足を運んでくださったりですとか、本当に『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台が沼津でよかったなとあらためて感じております。沼津のみなさんが、こうしてやさしく受け入れてくれたからこそ、ここまで長く私たちの作品が続けてこられたので、本当にみなさんに感謝です」

4期目への意気込みを問われた2人でしたが、口から出てきたのは、あふれんばかりの沼津への感謝の想いでした。

市長も交え沼津とのエピソードを語るトークショー

認証式の後には、頼重秀一沼津市長も交えたトークイベントが行われ、2人の沼津への地元愛(じもあい)に満ちたエピソードが次々と披露されました。

<水野涼子アナウンサー>

「沼津で好きな風景はありますか?」

<逢田さん>

「やはり『ラブライブ!サンシャイン!!』の一番最初に登場したキービジュアルの三津浜。ちょうどあそこの前に、千歌ちゃん(※同作主人公の高海千歌)のお家の舞台になった旅館があったり、あの辺行くと、特にもう“帰ってきた”って感じがしますね」

<降幡さん>

「撮影で沼津は何度か訪れているんですけど、その中で戸田にある『出逢い岬』から海をこう眺めるのは、結構写真を撮るので、撮影スポットだったりもして、あそこからの風景は絶景ですね」

聖地でのトークショーに写真コンテストの審査員 Aqoursと沼津との交流

<水野アナウンサー>

「沼津の方との交流の中で、思い出に残っていることはありますか?」

<逢田さん>

「本当にたくさんあるんですけど、その中でもすごく印象深いのが、長井崎中学校(※沼津市内浦にあった中学校。現在は統合を経て中高一貫校となっている)でトークショーをやらせていただいたことがあって、その時に生徒のみなさんが『Aqours』の「青空Jumping Heart」を踊って披露してくださったんですよ。サプライズだったんですけど、急きょ、私もその場で一緒にみなさんと踊らせていただいたことがあって、やっぱり浦の星女学院(※Aqoursメンバーが通っている高校)の舞台になった学校なので、本当にその世界の生徒になったかのような気持ちになって、なんか感動しました」

<降幡さん>

「つじ写真館(沼津市上土町)さんがやっている写真コンテストとかで、みなさんが沼津の風景とかを写真に収めて、私も「降幡賞」みたいので参加したりもしたんですけど、そういうみなさんが沼津の愛している場所、好きな場所を切り取って、交流を深めていくっていう企画に参加したことが結構、思い出に残っています」

沼津は第2の故郷、ふるさと

<水野アナウンサー>

「お二人にとって、沼津市ってどんな存在ですか?」

<逢田さん>

「もう第2の故郷ですね。ふるさとといいますか。お仕事でもプライベートでも訪れるたびにどこへ行ってもみなさん本当にやさしくて、『おかえり』っていう風に迎えてくださって、なんていうんでしょう、私の中でも梨子ちゃんにとっても切り離せない場所ですし、ずっとずっと訪れ続けたい場所です」

<降幡さん>

「沼津は戻ってこれる場所といいますか、やっぱり『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台で、本当にアニメーションの中にそのまま入った場所で、『Aqours』も結成8周年を迎えまして、もう長らく活動してるんですけど、あの場所あの時行ったなとか、ちょうどあの時のイベントでこの場所に行ったなぁ…みたいなの、すごい思い出すんですよ。なので、ふっとこう、あの時に入れる、そんな場所なので、本当に沼津が『ラブライブ!サンシャイン!!』の舞台になって、あらためてよかったと思っております」

「沼津を愛する思いが強くて礼儀正しい」ファンへの感謝

<水野アナウンサー>

「『ラブライブ!サンシャイン!!』のファンのみなさん、本当にすてきな方々ですよね」

<逢田さん>

「本当に沼津を愛する思いが強くて、そして本当に礼儀正しいというか。みなさん本当にちゃんとマナーを守って、しっかりしていただいてありがたいです」

<降幡さん>

「本当に、本当にそう思います。こんなにも作品を通して沼津を愛してくださって、私たちもまだ知らない沼津のことを、みなさんが知っていたりもするんで、みなさんからも色々教えてもらうっていう機会が本当に多いので本当に感謝ですね。みなさん、なくては本当に成り立たないといいますか、本当に感謝しております。ありがとうございます」

アニメが終わっても変わらない沼津の愛の強さ

<水野アナウンサー>

「沼津市を挙げて応援しているというのが伝わってどうですか?どんどん変わっていく感触はありますか?」

<逢田さん>

「逆に変わらない…といいますか、アニメが終わって、もう何年か経ってしまってるんですけど、それでも変わらずにたくさんグッズを置いてくださったり、パネルをおいてくださっていたり、変わらない愛の強さみたいなものを感じていて、本当にありがたいです」

<降幡さん>

「何回も訪れてたくさん知り合いの方が増えちゃってるから、郵便局の局長(※沼津市内浦にある三津郵便局)だったりとかグランマさん(※沼津市上土町に本店を構える洋菓子店)だったりとか、本当になんか親戚のみなさんに感じて、ちょっとそんな感じで接しちゃってるんで、本当にうれしい限りですね。ありがたいです」

「沼津と関わることができて本当に幸せ」

<水野アナウンサー>

「最後に沼津のみなさんにメッセージをいただけますでしょうか?」

<逢田さん>

「今回、沼津が100周年を迎えたということで、あらめまして、こんな素敵なイベントにお招きいただきありがとうございました。今後も10年、20年、30年、40年と、沼津をこうして私たちも支えていけるというか、一部となって盛り立てていけるように、がんばっていきたいなと思います」

<降幡さん>

「本日はみなさん、ありがとうございます。100周年の沼津の歴史の中で、『ラブライブ!サンシャイン!!』『Aqours』が一部として関わることができて、本当にうれしく思いますし、たくさんの方々が沼津愛を、地元愛を、色々広げてくださっているからこそ、どんどんいろんな方に魅力が伝わっているんだなと感じています。Aqoursも『幻日のヨハネ』(※2023年7月から放送が始まったスピンオフアニメ)が始まり、カタカナの“ヌマヅ”ですけども、また沼津と大きく関わることができて本当に幸せに思っております。みなさん、あらためて沼津を愛して、沼津観光をルールを守って、安全第一で過ごしていただけたらなと思います。本日はどうもありがとうございました」

次の100年も『ラブライブ!サンシャイン!!』とともに

『ラブライブ!サンシャイン!!』はアニメが終了して数年経ちますが、2023年7月からスピンオフ作品となる『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』の放送が始まったほか、10月にはキラメッセぬまづで、イベントの開催が決定するなど、沼津市とAqoursの関係はまだまだ続いていきます。

すでに沼津市の一部となり、市民の誇りとなっている『ラブライブ!サンシャイン!!』、沼津市の次の100年にどんな“輝き”を添えるのでしょうか。

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