2大関不在「本当に残念」 八角理事長、早期回復を願う

名古屋場所初日を迎え、協会あいさつをする八角理事長(右から3人目)=ドルフィンズアリーナ

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は名古屋場所初日の9日、恒例の協会あいさつで貴景勝、霧島の2大関休場を「遺憾」と述べた。初日からの大関不在は昭和以降初めてで「本当に残念。その分、照ノ富士に頑張ってもらいたい」と一人横綱に期待。両大関には早期回復を願った。

 昨年の名古屋場所は新型コロナウイルス関連の休場者が大量に出た。今年はコロナの5類移行に伴い声援などが大幅緩和されたが、親方や力士らの協会員は原則としてマスク着用を継続。最近の全国的なコロナ感染増加傾向を踏まえ「(緩和は)良かったと思うが、気を付けていかないといけない」と話した。

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