【プロキオンS】池添謙「凌いでくれと思いながら追った」ドンフランキーが重賞初制覇

9日、中京競馬場で行われたG3・プロキオンステークスは、2番人気のドンフランキーが重賞初制覇を飾った。ゴール前ではドバイ帰りのリメイクを完封。見事な逃げ切りだった。

プロキオンS、勝利ジョッキーコメント
1着 ドンフランキー
池添謙一騎手
「自分のスタイルというか、そのスタイルを貫いていこうと思って、まずはスタートを気を付けていたんですけど良いスタートを切ってくれましたし、あとは自分のペースでと思いながら進めていきました。このクラスのレースなので、若干流れているなという風には感じていたんですけど、スタミナもある馬なので、直線向くまでは我慢してと思いながら。左回りだと少し内にもたれるところがあって、今日もちょっと内ラチの方に頼っていこうとしたんですけど、そこはラチに付けないように、離してから追い出しました。そこからは真っ直ぐ頼らないで走ってくれていましたし、外から来た時は、多分リメイクが来てるんだなというのは思っていたんですけど、何とか凌いでくれと思いながら追っていました。ほんとに大事に厩舎が使ってくれていて、レースを使うごとに馬は成長していってくれて、まだ緩さもありますし、これからまだ強くなっていくと思います。今日ダートの重賞を勝てて、本当に思い描いた通りの成長をしてくれていますし、これから益々楽しみだと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

9日、中京競馬場で行われた11R・プロキオンステークス(G3・3歳上オープン・ダ1400m)は、池添謙一騎乗の2番人気、ドンフランキー(牡4・栗東・斉藤崇史)が勝利した。クビ差の2着に1番人気のリメイク(牡4・栗東・新谷功一)、3着に5番人気のオメガレインボー(牡7・栗東・安田翔伍)が入った。勝ちタイムは1:23.0(稍重)。

3番人気で石橋脩騎乗、タガノビューティー(牡6・栗東・西園正都)は、14着敗退。なお、3番シャマルは競走除外となっている。

しぶとく逃げ切る

池添謙一騎乗の2番人気、ドンフランキーが逃げ切りで嬉しい重賞初制覇を飾った。レースではスタートを決めてあっさりと先手へ。競かけてくるライバルはおらず、マイペースの逃げで直線まで運ぶと、まだまだ余力を残して後続を突き放しにかかり、ゴール前では差し脚を伸ばして来たリメイクをクビ差凌いで押し切った。

ドンフランキー 12戦6勝
(牡4・栗東・斉藤崇史)
父:ダイワメジャー
母:ウィーミスフランキー
母父:Sunriver
馬主:早野誠
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ドンフランキー 池添謙一
2着 リメイク 川田将雅
3着 オメガレインボー 藤岡佑介
4着 エルバリオ 西村淳也
5着 メイショウテンスイ 太宰啓介
6着 メイショウダジン 酒井学
7着 オーヴァーネクサス 藤岡康太
8着 アティード 菱田裕二
9着 イフティファール 角田大河
10着 フルム 水口優也
11着 ブルベアイリーデ 荻野極
12着 ケイアイターコイズ 藤懸貴志
13着 ジレトール 松山弘平
14着 タガノビューティー 石橋脩
15着 ロイヤルパールス 中井裕二
競走除外 シャマル 坂井瑠星

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