さらなる補強へ? PSGが元フランス代表守護神ロリスに関心か

写真:積極的に補強を進めるPSGのターゲットとなっているロリス ©Getty Images

7月5日のルイス・エンリケ新監督就任以降、積極補強を続けているパリ・サンジェルマン。これまでにスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル、スペイン代表FWマルコ・アセンシオ、ウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテ、韓国代表MFイ・ガンイン、フランス代表DFリュカ・エルナンデスを獲得し、さらに様々な名前が取り沙汰されているが、トッテナムの元フランス代表GKウーゴ・ロリスにも関心を示しているようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ロリスは2022年にトッテナムとの契約を2年間更新し、2024年6月30日までの契約を結んでいるが、今年6月に退団を希望するコメントを発し、その去就が注目されるようになった。

一方のPSGではイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが正守護神に君臨しているが、セカンドGKのセルヒオ・リコは5月下旬に落馬事故に遭い、一時は昏睡状態に陥るほどの重傷を負ったこともあり、プレーできるコンディションに戻れるかどうかも不透明な状況だ。

また、かつての守護神ケイロル・ナバスは、昨シーズンはノッティンガム・フォレストに期限付き移籍しており、去就が不透明な状態。そこで、ドンナルンマと正GKの座を争える存在としてロリスに白羽の矢を立てたという。

一部の報道では、11年間にわたってトッテナムでプレーしたロリスの忠誠心とクラブへの貢献にクラブ側が敬意を表し、今夏フリートランスファーで移籍できるのではないかという噂もあった。

しかしトッテナムのダニエル・レヴィ会長は、今夏に移籍することになった場合はビジネスを最優先させ、しかるべき額の移籍金を請求するつもりだという。

トッテナムでは今夏、アンジェ・ポステコグルー監督が就任し、10人の選手を放出する予定とされている。ロリスはそのリストに含まれており、クラブ側は彼の退団を見越してエンポリからイタリア人GKグリエルモ・ヴィカーリオを獲得しているが、だからと言ってロリスを無料で手放すつもりはないようだ。

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