1960年にバロンドールを受賞した経歴を持つスペイン人のルイス・スアレス氏が9日、88歳で亡くなった。
ラコルーニャ出身のスアレス氏は地元デポルティボでキャリアをスタート。1955年からはバルセロナでプレーし、2度のリーグ優勝に貢献。その後、1961年に移籍したインテルでも活躍し、セリエAを3度優勝した。スペイン代表としては32試合に出場し、1964年のユーロ優勝に貢献していた。
バロンドールを受賞した1959-60シーズンはバルセロナでチャンピオンズリーグ準優勝、ラ・リーガ優勝を果たしていた。
優雅なプレースタイルと称されたプレーメーカーのスアレス氏は現役時代、公式戦595試合に出場して151ゴールをマーク。
現役引退後は監督に転向し、古巣インテルやデポルティボ、スペイン代表の指揮官を歴任。1990年イタリア・ワールドカップではスペインを率い、2次リーグまで勝ち進んでいた。
数多の名選手を生んでいるスペインだが、バロンドール受賞者はスアレス氏一人となっている。