【フィリピン】エルニーニョの物価影響軽微、経済開発庁[経済]

フィリピン国家経済開発庁(NEDA)のロセマリエ・エディリオン次官は8日、南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」が国内の物価に与える影響は「大きくない」との見通しを示した。

エディリオン氏は「政府は対策を講じている」と述べ、今年にどの程度準備できるかが来年以降の経済への影響を左右するとの見方を示した。懸念される水不足についても「かんがい用水の割り当てを減らし、住宅用水を優先させることでリスクを緩和できる」と話した。

フィリピン気象庁(PAGASA)は4日、エルニーニョが発生したと発表した。7年ぶりとなる。2024年初めにも影響が強まることが見込まれている。

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