ハピキャンでも度々レビューしてきたAmazfitのスマートウォッチ。本記事では、2023年6月23日(金)より販売が開始されたばかりのエリートフィットネススマートウォッチ『Amazfit Falcon』と『Amazfit T-Rex Ultra』を詳しくご紹介!両モデルの比較や新機能について詳しくレビューしてみましたので、スマートウォッチの購入を検討している人や迷っている方は要チェックです。
プレミアムデザインのフィットネススマートウォッチ『Amazfit Falcon』
まずは、新しい機能が満載のエリートフィットネススマートウォッチ『Amazfit Falcon』(89,900円(税込み))からご紹介。
ボディには航空機グレードのTC4チタンユニボディを採用し、タッチスクリーンには、サファイアクリスタルガラスと指紋防止コーティングが施されています。
耐腐食の高いチタン素材は、強靭さと気品の究極のバランスを表現。高級感がありつつもカッコよさも兼ね備えているところがポイントですね。
また、軍用規格の15項目のさまざまなテストをクリアしており、耐久性も抜群。タフに使えるのがアウトドアシーンにもピッタリです。
ここからは『Amazfit Falcon』に搭載した魅力的な機能を中心にご紹介します。
Amazfit初の防水グレード「20ATM」を搭載
Amazfitが展開するスマートウォッチ初の20ATMという防水グレードを搭載しました(20ATM=20気圧防水)。
水上マリンスポーツや水泳を楽しむ際に『Amazfit Falcon』を装着すると、心拍数や血中酸素濃度、消費カロリーなどの管理を行ってくれるので、強力なパートナーとなってくれます。
『Amazfit Falcon』には150以上のスポーツモードが搭載されており、中にはハードなアスリート向けの「トライアスロン」や風を利用する「カイトサーフィン」などもあります。
スポーツモードのデータはワーク中画面に常時表示されるため、わざわざ手を起こす必要もありません。
柔らかい肌触りの「リキッドシリコンストラップ」を採用
筆者が使用していて気に入ったところは「リキッドシリコンストラップ」を採用していること。ストラップ本体がとても柔らかく、狭い感覚で穴があいているため、自分の手首のサイズにジャストフィットします。
ちなみに、ストラップ部分が固かったり着け心地があまり良くないと手首に疲労が溜まったり痛みが出てきたりしてしますが、『Amazfit Falcon』は全く問題ありませんでした!
激しいスポーツをする時に着けておきたいスマートウォッチだからこそ、こういった細かいこだわりが嬉しいですよね。
バッテリーの持ちがさらに長くなった!
今回発売した『Amazfit Falcon』は、バッテリーの持ちがとても長いのが特徴です。
- 省電力モード :最大30日間
- 標準的な使用 :最大14日間
- ハードな使用 :最大7日間
省電力モードにすると、なんと最大30日間も使用できます。
ちなみに100%に充電して2日間標準的な使用をしていても残り90%でした。まさかこれしかバッテリーが消費されないとは……。
私の使い方であれば、1日に5%消費されると考えると、20日間も使えることに……!驚きです。
AIを活用したガイダンスで高度なトレーニングをサポート
『Amazfit Falcon』は、AIを搭載した新しいZepp Coach™を搭載しています。この機能は、装着している人の運動記録や習慣に基づいてトレーニング計画をカスタマイズし習慣化をお手伝いしてくれるという、運動不足の人には声を大にしておすすめしたい新機能です。
Zepp Coach™は、使用者がオーバートレーニング状態にあるかどうかまで検知することができます。そして、その後に予定されている運動計画の強度を適切に下げたり、休養日を推奨したりすることも……!
ジム通いをしている人にもおすすめなのが、数十種類の筋力トレーニングのエクササイズを自動的に認識してくれること。レップ数、セット数、休憩時間を記録することで、効率的で的を得たワークアウトを継続することができます。
ランニングをしている人は、トラックランモードでプロのラップデータを取得し、Zepp Appでトラックでの軌跡を確認することもできるのだとか!
モニタリングだけでなく計画もカスタマイズしてくれるので、自身の健康面でのパートナーになってくれます。
音楽をスマートウォッチに保存して聴くことができる!
音楽を聴くとき、スマートウォッチを取り出して一時停止や早送りなどの操作をしている人もいると思います。ただ、トレーニングをしながらスマートフォンを持ち歩くのはかなり不便……。
『Amazfit Falcon』には、本体に直接音楽を保存することができる機能があるため、スマートフォンを持つことなく単体で音楽が楽しめるのが特徴です。この機能を使えば、屋外でのウォーキングやランニング、ジムでのトレーンングの際に、わざわざスマートフォンを持ち歩く必要がなくなります。
音楽を聴きながら身軽にトレーニングができるのは、嬉しいですよね!
【スペック】
- カラー: チタン(スーパーソニックブラック)
- サイズ: 49.45×47.2×12.95mm(心拍ベース除く)
- 重量: 83g(バンド含む)/64g(バンド除く)
- ボディ素材: チタン
- ボタン: 4つ
- 防水グレード: 20ATM
- ディスプレイ素材: AMOLED
- ディスプレイサイズ: 1.28インチ
- 解像度: 416×416
- PPI: 326
- タッチスクリーン: サファイアクリスタルガラス+指紋防止コーティング
- バンド素材: リキッドシリコン
- バンド長さ: 150mm ~ 205mm
- バンド幅: 22mm
- バンド仕様: クラシックピンバックル
- バッテリー容量: 500 mAh(標準使用)
- 充電方法: 5ピンプラグ充電器
- 充電時間: 約2時間
ハイエンドの最新アウトドアGPSスマートウォッチ『Amazfit T-Rex Ultra』
続いてご紹介するのが、Amazfitが展開しているアウトドアウォッチライン「Amazfit T-Rex」シリーズの最もハイエンドなスマートウォッチ『Amazfit T-Rex Ultra』(69,900円(税込み))です。
従来のT-Rexシリーズからリニューアルしたポイントがありますので、詳しくご紹介していきます!
サージカルステンレスを採用し、よりタフネスな仕様に!
スマートウォッチを使用している上で最も摩耗しやすい、ベゼル・ボトムケース・ブリッジガード部分。『Amazfit T-Rex Ultra』では、ステンレスの中で最も腐食しにくいサージカルステンレス(316L)を採用しているのが特徴です。
さらに、MIL規格(※アメリカ国防総省が調達する物資に対して、過酷な環境でも問題なく利用できるように定められている品質基準)と呼ばれる15項目のテストをクリア。特許取得済みの防泥ブリッジとボタンを搭載しており、防泥設計なのはもちろん、衝撃や湿度、70℃の灼熱から-40℃の極寒まで耐える、究極のアウトドアスマートウォッチなのです。
オフラインマップをウィッチ上に表示!デュアルバンド測位×6種類の衛星測位に対応
『Amazfit T-Rex Ultra』の新機能として追加されたのが「オフラインマップ」です。あらかじめ地図をダウンロードしておくことで、地図上でのナビゲーションにも対応してくれます。
さらに、2つの周波数帯域での通信に対応する「デュアルバンド円偏波GPSアンテナテクノロジー」と6種類の衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS、NavIC)に対応。これらによって、より高精度な位置測位を実現します。
筆者が実際に使用したところ、かなり正確に地図上に表示されました(画像にはモザイクをかけていますが、道や建物などしっかり映っています)。
また、ルートのトラックバック、逸脱アラート、出発点までの直線距離の表示にも対応。気に入った登山コースの保存や、過去に保存したロケーションポイントの呼び出し機能なども活用することができるように。
コンパスや気圧計、心拍数、血中酸素濃度などさまざまなデータを確認しながら、自分のスタイルにぴったりなアウトドアやトレーニングが楽しめるようになりますよ!
新たに追加された「フリーダイビングモード」
『Amazfit T-Rex Ultra』は160以上のスポーツモードを搭載していますが、今回新たに「フリーダイビングモード」のワークアウトが追加されました。
水中でも視認性が高いAMOLEDディスプレイを採用しているため、水中でダイバーが欲しい情報を明確に入手することが可能です。※ダイビングコンピューター機能はありません。
バッテリーの持ちも十分!
アウトドアシーンで使用する上で重要なのは、バッテリー。バッテリーが切れてしまってマップやナビゲーションが使えなくなるのはとても不便ですよね。
その点『Amazfit T-Rex Ultra』は、先ほどご紹介した『Amazfit Falcon』と比べると最大持続時間は少し短いですが、省電力モードで最大25日間、標準的な使用で最大20日間、ハードな使用でも最大9日間とバッテリーが長く続くので、アウトドアシーンでも安心して使うことができますよ。
- 省電力モード :最大25日間
- 標準的な使用 :最大20日間
- ハードな使用 :最大9日間
【スペック】
- カラー:アビスブラック、サハラ
- サイズ: 47.3×47.3×13.45mm(心拍ベース除く)
- 重量: 89g(バンド含む)/61g(バンド除く)
- ボディ素材: ステンレススチール(ベゼル・バックパネル・ブリッジ・ボタン)、ポリマーアロイ (ミドルフレーム)
- ボタン: 4つ
- 防水グレード: 10ATM
- ディスプレイ素材: AMOLED
- ディスプレイサイズ: 1.39インチ
- 解像度: 454×454
- PPI: 326
- タッチスクリーン: ガラス素材+指紋防止コーティング
- バンド素材: シリコン
- バンド長さ: 140mm ~ 205mm
- バンド幅: 22mm
- バンド仕様: クラシックピンバックル
- バッテリー容量: 500 mAh(標準値)
- 充電方法: マグネット式充電器
- 充電時間: 約2時間
『Amazfit Falcon』or『Amazfit T-Rex Ultra』あなたはどっち?
今回は2023年6月23日(金)に発売したばかりの『Amazfit Falcon』と『Amazfit T-Rex Ultra』を実際に使用してみた感想をご紹介しました。
それぞれ新機能が追加されており、特徴も異なります。ご自身の好みのデザインや使用する機能などに合わせて、最適なスマートウォッチを選んでくださいね!