米大統領、高齢懸念を否定 外交実績と知見アピール

バイデン米大統領(左)=9日、米東部デラウェア州(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領(80)は9日放映のCNNテレビで「年を取った結果として生じるものが一つある。いくばくかの知見だ」と述べ、高齢による衰えへの懸念を改めて否定した。大統領選をにらみ、外交面での実績をアピールした。

 バイデン氏はロシアによるウクライナ侵攻や中国の台頭を念頭に、国際情勢が「転換点」を迎えていると指摘。自らが大統領就任後、欧州との結束を第2次大戦後で最も高い水準に引き上げ、インド太平洋地域では島しょ国も含めた連携強化を推進してきたと語った。

 「われわれは世界に前向きな変化をもたらそうとする移行期にある」とし、極東地域やアフリカでも好機が到来しつつあるとした。

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