分身ロボット活用 パナソニック、外出困難者が案内役のツアー実証開始

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用し、外出困難者が自宅などから見学ツアーの案内役を行う実証実験を開始した。

パナソニックHDでは、労働力不足などの社会課題の解決を目指し、屋外移動ロボットを活用した配送サービスの実用化に向けて取り組んでいる。そして、神奈川県藤沢市の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」(以下、Fujisawa SST)において、2020年11月より実証実験を開始した。

【Fujisawa サスティナブル・スマートタウン】100年続くまちづくりを目指して見えてきたものとは?

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パナソニックが自律配送ロボットの実証開始 住宅街で日本初

パナソニックは11月末から神奈川県藤沢市で小型低速ロボットを用いた住宅街向け配送サービスの実証実験を開始した。実証の実施場所は神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)、実際の生活者がいる住宅街での公道実証は日本で初めての事例だ。12月24日までフェー...

今回の実証では、遠隔からコミュニケーションをとることができる株式会社オリィ研究所の分身ロボット「OriHime」を活用する。Fujisawa SSTで7月12日~12月の毎週水曜日に実施する予定だ。

なお、同社は、今後このロボットを街案内だけではなく、地域内のイベントなどで活用し、移動タスクと販売支援タスクを融合した移動販売に関する取り組みも公園などの共有スペースで実施すると述べている。

(出典:パナソニック Webサイトより)

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