コンビニ強盗防げ 対応訓練 犯人対処や通報確認 茨城・常陸大宮

刃物を持った犯人役に対処する店員=常陸大宮市富岡

茨城県内でコンビニ強盗が発生していることを受け、県警大宮警察署(鈴木由希夫署長)は6月27日、常陸大宮市富岡のローソン常陸大宮富岡店(木村郁郎店長)と協力し、強盗対応訓練を行った。

訓練は、犯人役の同署員が刃物のような物を持ってコンビニに押し入り、レジカウンター内にいた女性店員を脅し、現金を要求した、との想定で実施。店内に2人いた店員のうち、1人は犯人の脅しにひるむことなく、時間を稼ぎながら対処し、もう1人は静かに店内にいた客を店外に誘導して安全を確保しながら、110番通報した。現場に急行した同署員に身長や体格、髪形など犯人の特徴や凶器、被害の有無など覚えている範囲で情報を伝えた。

同店を管轄するローソン茨城東支店スーパーバイザーの広瀬龍一さん(37)は「いつでも起こり得る強盗事件なので、改めて防犯体制を整えていきたい」と気を引き締めた。鈴木署長は「(訓練では)2人のチームワークで適切に対応できた。警察署としてもパトロールを強化していく」と話した。

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