レッドソックスが5連勝で前半戦終える 吉田が決勝10号弾・藤浪無失点

【アスレチックス3-4レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

レッドソックスはビハインドで迎えた6回裏に2点を返して同点とすると、8回裏には吉田正尚の10号ソロが飛び出し勝ち越しに成功。アスレチックス打線に11安打を許しながら3点に抑えた投手陣の粘りに打線が応え、4対3で勝利し3連戦スイープを決めた。レッドソックス5番手のクリス・マーティンが3勝目(1敗)をマークし、6番手のケンリー・ジャンセンが19セーブ目を記録。アスレチックス3番手のケン・ウォルディチャックに6敗目(2勝)が記録されている。

レッドソックスが要所で粘りを見せて、5連勝で前半戦を終えた。ブルペンデーでこの試合に挑んだレッドソックスは、1回表に暴投で先制を許すと、5回までに3点を失い1対3とリードを許す。それでも6回表無死1・2塁のピンチを凌ぐと、アダム・デュバルの6号ソロ、クリスチャン・アローヨのタイムリー二塁打で同点とした直後の7回表も無死1・2塁のピンチを切り抜ける。この投手陣の踏ん張りに、8回裏の先頭で打席に立った吉田が高めのボール球を捉えるグリーンモンスター越えの一発で応えた。

決勝ホームランの吉田は「5番・DH」でスタメン出場し、サードゴロ、見逃し三振、ショート後方へのポテンヒット、決勝弾で4打数2安打の活躍。7試合連続マルチ安打をマークしたほか、2試合連続で盗塁を決めるなど絶好調で前半戦を締めくくった。今季の成績は打率.316、10本塁打、44打点、6盗塁、OPS.874と堂々の数字が並ぶ。新人王も視野に入るパフォーマンスを披露しており、後半戦も活躍が楽しみだ。

一方アスレチックスの藤浪晋太郎は勝ち越しを許した直後の8回裏一死2塁の場面に4番手で救援登板し、打者2人を外野フライに抑え2/3回を無失点。これで6試合連続無失点とこちらも好調で前半戦を終えた。今季の成績は31登板で45回、5勝7敗、47奪三振、防御率9.00といまだ苦しいが、後半戦もこの調子が続けばいずれ数字もついてきそうだ。

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