神事や花火「夏まつり西大寺」へ 11日開幕、五つのイベント展開

「夏まつり西大寺2023」をPRするポスター

 岡山市東区西大寺地区で11日、恒例の「夏まつり西大寺2023」(岡山商工会議所西大寺支所などでつくる実行委主催)が開幕する。4年ぶりに新型コロナウイルス禍前の規模に戻し、8月19日まで神事や花火など五つのイベントを展開する。

 まつりは無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る安仁神社(東区西大寺一宮)の伝統行事「茅(ち)の輪くぐり」で幕開けする。29日には窪八幡宮(同久保)で茅の輪くぐりや菓子配りを予定。8月1日は亀石(かめいわ)宮(同水門町)で亀岩まつりを開く。市無形民俗文化財・シャギリ船行事が4年ぶりに行われ、ちょうちんをともした船が水門湾を巡航する。

 西大寺観音院(同西大寺中)が主会場の行事は二つ。7月15日の「夜待まつり」は会陽太鼓の演奏や約千発の打ち上げ花火で夏の夜を盛り上げる。締めくくりの「水まつり」は8月19日で境内に灯籠を並べ、近くの用水で灯籠流しを行う。どちらも飲食などの屋台が復活する。

 実行委は「地域で大切にしてきた行事をやっと再開できる。多くの人と楽しみたい」と来場を呼びかける。問い合わせは同支所(086―942―0101)。

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