詐欺被害未然防止 銀行員らに感謝状 茨城県警牛久署

感謝状を贈られた渡部晃央副支店長(右から2人目)と行員たち=牛久市下根町

詐欺被害を未然に防いだとして、茨城県警牛久警察署(石塚裕二署長)は6月27日、常陽銀行牛久支店(磯前賢次支店長)と渡部晃央副支店長(47)、行員の川上和枝さんと田中順子さんに感謝状を贈った。

同署などによると、5月22日午後2時半ごろ、同支店を訪れた女性(55)が「他の口座に振り込むから急いで」と窓口で焦る様子を見せた。応対した川上さんは田中さんや渡部副支店長に相談。振込先などを尋ねると、女性は「インターネットを通じて知り合った男性に金を振り込みたい」などと話したため詐欺を疑い、警察に通報した。

渡部副支店長は「落ち着くよう説得するのは難しかった。銀行だけでは限界があり警察との連携が必要」と語った。石塚署長は「犯罪抑止に気を配っていただき、本当にありがたい」と感謝した。

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