路面電車東山線100周年祝う 岡山で31日まで記念電車運行

記念電車の出発式でテープカットする小嶋社長(右)や八名さん(右から2人目)

 岡山市中心部を運行する岡山電気軌道(同市中区徳吉町)の路面電車東山線が全線開通から100周年となった9日、記念のヘッドマークを付けた電車の運行が始まった。31日まで清輝橋線と合わせ、1日約10往復する。

 同社の東山車庫(同所)で出発式があり、小嶋光信社長が「今後も路面電車で岡山を盛り上げ、もう100年運行を続けたい」とあいさつ。同市出身の俳優八名信夫さんらとテープカットして節目を祝った。

 東山線は1923年に全線開通。記念電車には当時の社章をデザインしたヘッドマークが付けられ、運行開始日と同時刻の午後0時45分に出発した。厚紙の記念切符も販売された。

 岡山市などに大雨警報が発令された影響で、会場で予定されていた路面電車まつりは規模が縮小されたが、集まったファンが記念電車を写真に収めていた。

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