静岡労働局は7月10日、雇用関係の助成金を不正に受給した事業主名を公表し、静岡市清水区の合同会社生活サポート協会が虚偽の申請によって約960万円の助成金を不正に受給していたことが分かりました。
静岡労働局によりますと、合同会社生活サポート協会は、2020年4月から2021年3月までの間、実際には雇用していないにも関わらず、複数人の従業員を雇用していたとする虚偽の申請書類を作成し、963万2000円の緊急雇用安定助成金を不正に受給していたということです。
緊急雇用安定助成金は、新型コロナの影響で従業員を休業させ、休業手当を支払った事業主などが受けられるもので、対象はパートやアルバイトなど雇用保険に入っていない労働者です。
静岡労働局では、2023年6月13日に事業主に不正受給した助成金の返還を命じています。