8月ごんごおどり 市民ら練習に熱 1200人参加予定 津山で講習会

本番に向け、ごんごおどりを練習する参加者

 8月5、6日に津山市中心部で開かれる「第45回津山納涼ごんごまつり」(市、津山商工会議所などでつくる実行委主催)で披露される「ごんごおどり」の講習会が、県津山総合体育館(同市山北)で開かれている。ごんご(カッパ)になりきるユニークな踊りを習得して祭りを盛り上げようと、市民らが汗を流している。

 踊りは、吉井川にすんでいたと伝わるごんごが泳ぐ様子や皿の水を確認するしぐさなどをユーモラスな振り付けで表現。本番は5日午後5時~7時45分に奴(やっこ)通りであり、町内会や職場でつくる市内外の約30団体1200人が参加を予定している。

 講習は4日夜にスタート。初日は参加団体のメンバーら約150人が、振り付けを考案した舞踊集団宮坂流宗家の宮坂身志さん(72)らから「水かきをイメージして手を大きく開いて」などと指導を受け、約1時間繰り返して踊るうちに自然な動きを身に付けていた。

 昨年に続き参加した林田小4年の男子(9)は「友達と踊れて楽しかったので今年も出る。昨年より上手になりたい」と張り切っていた。

 講習会は今月末までの毎週火曜日午後7時~9時に同体育館で開く。予約不要で、希望者は誰でも無料で参加できる。実行委が2012年に創作した「和っしょい!津山」も併せて練習する。

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