トウガン給食おいしい 瀬戸内の幼小中に登場

児童に提供されたマーボートウガン

 「冬瓜(とうがん)の日」(10日)に合わせ、JA岡山牛窓夏野菜部会(54戸)は、瀬戸内市内の3学校給食調理場にトウガン計240キロを無償提供した。市内の幼稚園や小中学校の給食に使われ、10日は長船町地区で振る舞われた。

 国府小(同市長船町福里)では、マーボー豆腐にトウガンを使った「マーボートウガン」を用意。給食委員の児童は岡山県が沖縄、愛知に次ぐ産地で牛窓町地区を中心に栽培されていることや、カリウムが多く含まれ夏バテ防止に効果的などと校内放送で説明した。

 1年女子(6)は「トウガンは柔らかくておいしかった。瀬戸内市が産地だと初めて知った」と話していた。

 同部会は産地PRの一環で2014年に冬瓜の日を制定し、給食用にトウガンを贈っている。邑久町地区は6日にトウガンの肉みそ丼を提供した。牛窓町地区は13日にマーボートウガンが登場する予定。

マーボートウガンを味わう児童

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