『銀河鉄道999 シネマ・コンサート - 特別追悼公演 -』最新トレーラー公開&追加情報発表!

2023年2月13日、星の海に旅立たれた松本零士を偲び、北九州と東京で開催される劇場版『銀河鉄道999』のシネマ・コンサート。今回、劇中のアニメーションや過去公演の映像による最新トレーラーが公開された。

また、劇中に登場する場末の酒場でリューズが歌う『やさしくしないで』など、「銀河鉄道999シネマ・コンサート」に彩りを添える女性ボーカルとして、綿引さやか(北九州公演)・小此木麻里(東京公演)の出演も決定。

▲綿引さやか(北九州公演)

▲小此木麻里(東京公演)

さらに、2021年より松本零士より公益財団法人日本宇宙少年団(YAC)理事長を引き継ぎ、6月3日「松本零士先生 お別れの会」でお別れの言葉をおくった宇宙飛行士:山崎直子からコンサートへ向けたメッセージも到着した。

宇宙飛行士:山崎直子からのメッセージ

松本零士先生の作品の魅力は、限りある命の尊さを描いているところです。壮大な宇宙、地球、人の姿の描き方も奥深いです。人の葛藤や残酷なところも含めて描いていますよね。子供のころまず「宇宙戦艦ヤマト」の沖田艦長や「銀河鉄道999」の謎めいたメーテルが好きになりました。鉄郎には感情移入して、一緒に成長してきたかなと勝手に思っています。断面図の絵本が好きだったこともあって、メカの緻密な描き方も印象的でした。各作品やキャラクターが時空を超えてつながる作風を通じて、人の思いがつながっていくように感じました。先生の宇宙への敬意も感じます。実際にお目にかかった先生は、思い描いていた通りのお方でした。本当にピュアな少年のような心。私を宇宙へと導いてくださった今でも憧れの存在です。

宇宙飛行士として、青く輝く力強い地球、そして空気の層の薄さゆえにはかなさも感じさせる地球を見て愛しい存在だと思いました。国際宇宙ステーションを離脱する時は、いろいろな思いがこみ上げてきてちょっと涙が出ました。でも無重力ですから涙は下に流れ落ちてくれないのです。目の中で水滴が徐々に大きくなっていくという不思議な感じでした。宇宙へは、今でも戻りたいです。

「銀河鉄道999」のシネマ・コンサートがあると聞いただけで、ぞくぞくしてきます。私も学校からの帰り道、ランドセルを背負いながら歌を口ずさんでいたんですね。映画を見るとともに音楽を生で聴けるということは、感情移入しやすくなります。シネマ・コンサートを見聞きしながら、ご自身がどんな人生の旅をしたいと思うのか、そんな心の変化にも注目してみてほしいです。松本先生も、星の海のどこかで聴いてくださっているような気がします。涙は、今度は下に流れるでしょうね。

【山崎直子(宇宙飛行士/元JAXA宇宙飛行士)プロフィール】

2010年国際宇宙ステーション組立補給ミッションに従事。2011年宇宙航空研究開発機構(JAXA)退職後、内閣府宇宙政策委員会委員(2012〜2022年)、一般社団法人スペースポートジャパン代表理事(2018年〜)、英国王立財団設立アースショット賞評議員(2020年〜)、2021年より松本零士氏より引き継いだ公益財団法人日本宇宙少年団(YAC)理事長を務める。

『銀河鉄道999シネマ・コンサート』は、2021年2月の初演以降、東京・大阪で公演を重ね、数多くのファンを魅了してきた。追悼公演は、松本零士が少年時代を過ごしたゆかりある地:北九州と東京で開催される。

▲過去の公演より

シネマ・コンサートとは、映画のセリフや効果音はそのままに、音楽パートをオーケストラが本編(全編)上映に合わせて生演奏するもので、映画をライブ感覚で楽しめるエンターテインメント。スペシャル・ゲストに主題歌&挿入歌を担当したゴダイゴのタケカワユキヒデが参加し、オーケストラをバックに歌う。 大スクリーンに映える壮大なスペースファンタジーとオーケストラの生演奏が引き起こすシネマ・コンサートならではの感動体験、松本零士さんが描き示してくれた世界を、シネマ・コンサートで、“時の輪の接する”会場で、ぜひ、ご体感いただきたい。

▲過去の公演より

北九州・東京各公演のチケットは各プレイガイドにて好評発売中。 ローソンチケットでは、本公演のキービジュアルを使用した「ピクチャーチケット」も受付中。

▲ピクチャーチケット

詳細は、公式サイトを参照していただきたい。(敬称略)

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