ご当地お好み焼きのマンホールがお披露目 広島

お好み焼きに欠かせないソースを作っているオタフクソースなどがマンホールをデザインしました。デザインはやはりあの形です。

鶏モツがごろっと入った「三原焼き」、納豆やチーズが特徴の熊野町の「ふわふわ納豆焼き」、県内各地に数々のご当地「お好み焼き」がある広島のソウルフードが「マンホール」にデザインされたんです。

若森明日香記者「一見絵画かと思ったらお好み焼きがマンホールに!においまでしてきそうです」

並んでいるのは色鮮やかなマンホールの数々!オタフクソースが創業100周年を迎え制作したものです。

オタフクホールディングス 佐々木茂喜社長「ソースを売るのではなくて自慢するべきお好み焼きを広めていこうと。今回のマンホールもいかにこだわったりストーリを付けたりと試みはありました」

そんな思いを形にしたのが「カープマンホール」や「サンフレッチェマンホール」などを手掛けた友鉄工業です。

友鉄工業 友廣和照社長「その街の魅力であったり、発信できるというのがマンホールの魅力なので、これを今回最大限発揮をする形で各市町のお好み焼きのマンホールを作らせていただいたことがほんとにすごいことだと思っています」

ご当地お好み焼きのマンホール。お披露目まで約2年かかったそうです。実はすべて手作業で大きな溝から細かい溝のひとつひとつに色を流し込んでいきます。一見、簡単そうに見えますが…

オタフクホールディングス広報部 大内康隆部長「難しいです。先生が簡単にされているので本当に力の入れ方とかによってすごくはみ出たりするというのが分かったので、本当にすごい細かい作業で」

特にこだわったのが庄原焼のお米のつぶつぶ感やお好み焼きにはかかせないネギのかかり具合です。

友鉄工業 友廣和照社長「今回の難易度はお好み焼きスペシャルといってもいいほどスペシャル度で、作る過程においてもその細かさの違いが非常に多かった。苦労が各工程にあったと思います」

思いが詰まった11枚のご当地マンホール。オタフクではこのマンホールを観光振興に役立てたい考えです。

広島市内にあるマンホール約22万個あり、そのうちカープマンホールなどのデザインマンホールは約900個。実に0.4%です。ご当地お好み焼きマンホールもその1つで非常にレアなものなんです。

来月1日からご当地お好み焼きマンホールなどをめぐるスタンプラリーも行われる予定です。

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