子どもたちがスマートフォンの適切な利用について学ぶ「OKAYAMAスマホサミット2023」(岡山県教委、岡山市教委、山陽新聞社主催)の第1回会合が10日、オンラインで開かれた。県内の中高10校の生徒が長時間利用を防ぐ取り組みをそれぞれ紹介。2023年度はスマホの有効活用に重点を置いて活動することを確認した。
各校の生徒と県教委、岡山市教委の担当者がビデオ会議システムで参加した。天城高(倉敷市)は利用状況に関するアンケートを行うとともに、危険性を伝える動画を作ったと説明。高梁市立成羽中は長時間利用で睡眠時間が少ない生徒がいるとして、午後9時以降は使わないよう呼びかけていると発表した。
23年度の全体方針として、スマホの危険性だけでなく、上手に活用する方策を話し合っていくこととし、参加者からは「校内でスマホが使える学校の視察がしたい」といった意見が出た。
サミットは14年度にスタート。23年度は8、9月に会合を開き、11月に取り組みの成果を発表する。