猫の『興奮スイッチ』が入った時のサイン4つ!それぞれのタイミングや違いとは

1.唸り声をあげる

猫が興奮しているとき、ヴ〜っ!という唸り声をあげ攻撃態勢に入ることがあります。これは何かの拍子で猫が驚き興奮してしまった状態。特に注意してあげたいのが音です。耳が優れている猫は、人間よりも音に敏感。リラックスしているときに大きな物音が聞こえると、驚いて興奮してしまうことがあるため注意してあげましょう。

2.瞳孔が開く

遊びに夢中になることで興奮状態になる猫もいます。このときの猫は瞳孔が開きヒゲが前に出ています。イエネコにおいて飼い主さんとの遊びは野生における狩りの代わり。飼い主さんのおもちゃの動かし方が刺激的、新しいおもちゃを目撃したとき、この興奮状態に入りやすいです。

ただ、猫はあまり長時間の運動を得意としていません。興奮している猫は夢中になっているのでいつも以上に遊ぼうとしがち。動きすぎることで、疲れ切ってしまいます。特に子猫は体力管理が未熟なので、いつまでも遊び続けようとします。興奮している猫と遊ぶときは、飼い主さんの方で運動量を調整してあげましょう。

3.夜中に運動会をする

夜遅くに興奮した猫が、室内を走り回る光景を目にしたことはありませんか?猫の運動会とも呼ばれるこの行動は、専門用語で「真空行動」といいます。運動不足やストレス発散をかねて走り回る猫の習性ともいえる行動です。

運動会中の猫は興奮状態にあるので、無理に止めさせようとしても上手くいかないことがほとんど。その一方で運動会自体は長続きせず、だいたい30分くらいで一度終了します。基本的には、そのまま放置させてあげるのがよいでしょう。

ただ、夜中に運動会で走り回られたくない、という方もいるはず。そうした方は、日中に猫とたくさん遊んで運動不足を解消させてあげましょう。ある程度、運動会の抑制に繋がります。

4.警戒している

何かをキッカケに痛い目に遭ったとき、負傷したときも猫は興奮状態に陥ります。高いところから落ちたときにケガをした、同居猫に噛まれた、飼い主さんに踏まれたなどにより痛みを伴うと自衛のために興奮します。もしくは、病気を抱えていて痛みを感じている可能性もあります。

いずれにせよ、猫が興奮状態で警戒している状態が続くようであれば、一度動物病院など専門家に相談してみましょう。

まとめ

猫が興奮状態のとき、不用意に近づくのは危険です。いつも以上に攻撃的になっているため、思わぬケガを負う恐れがあります。一番安全な対策は猫が落ち着くまで、別室で待機すること。もしくは、猫じゃらしやビニール袋などで猫の注意を物に逸らすのも効果的です。

今回の記事を参考に猫の興奮サインと上手に付き合ってあげてみてください。

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