【高校野球神奈川大会】夏3連覇目指す横浜が初戦 強打の萩宗久「流れを変える一本を」

試合前にキャッチボールする横浜の萩

 全国高校野球選手権神奈川大会は11日、12球場で2回戦24試合が行われる。バッティングパレス相石スタジアムひらつか第1試合では、夏3連覇を目指す横浜が上溝南と対戦する。横浜が先攻。大会屈指の左腕杉山や主将緒方らタレントぞろいの布陣にあって、強打を誇る萩宗久(3年)の復調も鍵を握る。

 東海大相模との死闘を繰り広げた前年決勝。均衡を破ったのが萩のサヨナラ打だった。腰の故障を抱えながらも甲子園切符を決めた2年生にその後も注目は集まったが、度重なるけがに苦しみ、昨秋、今春は不本意な結果に終わった。

 当然夏に懸ける思いは強い。「自分のところでチャンスで回ってくることも多い。流れを変える一本を打つ。(投手の)杉山を温存させるために打者が奮起しないといけない」。村田浩明監督から思いを託された未完のスラッガーの最後の夏が開幕する。 

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