東日本大震災から12年4カ月 被災した女子児童のランドセルを展示

東日本大震災から7月11日で12年4カ月です。宮城県石巻市の大川小学校で被災した女子児童のランドセルの展示が、伝承施設で始まりました。

震災当時、大川小学校の4年生だった鈴木巴那さん(当時9歳)は、津波に巻き込まれ今も行方が分からないままです。

石巻市の伝承施設、MEET門脇で11日から巴那さんが使っていたランドセルの展示が始まりました。

ランドセルは、震災後に校舎の屋根の上で見つかり中には教科書が入ったままでした。

巴那さんの両親は、展示に当たり「このランドセルを通じて当たり前の生活がいかに幸せで奇跡的なことであるのか、自分事として感じていただきたい」とメッセージを寄せています。

ランドセルの展示は午前10時から午後5時まで行われています。

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