80代の老人の復讐劇 アルツハイマー病を患いながら、20代のバディと復讐の道を疾走 「復讐の記憶」予告

2023年9月1日より劇場公開される、イ・ソンミンとナム・ジュヒョクが初共演した映画「復讐の記憶」の、予告編が公開された。

予告編は、事故を起こした赤いポルシェの横で80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)が頭から血を流して立ち尽くし、「手に着いた血…拳銃1丁…」「私はなぜここにいるんだ?」と語る場面から始まる。そこから一転、ファミレスで20代の同僚インギュ(ナム・ジュヒョク)たちと元気いっぱい働くピルジュの様子が描かれる。そんな中、ピルジュがある計画を実行すべく、赤いポルシェをレンタル。その計画を知らぬまま、運転手を頼まれたインギュは高級車に大興奮する。しかし実は、ピルジュは脳腫瘍によるアルツハイマー病を患っており、ある復讐を計画していることが明らかになる。

忘れないために“会いたい人たち”の名前を手指にタトゥーにして記していたピルジュは、冷静に計画を実行に移すが、犯行現場の監視カメラ映像からインギュが殺人の容疑者になってしまう。刑事(チョン・マンシク)らの捜査が迫っても、「1週間だけ時間をくれ」と、自分と自分の家族を破滅させた者たちへの復讐を止めないピルジュ。そんな姿に戸惑いながらも、制止するために同行するインギュ。それぞれの思いが交錯する中、復讐の道を疾走する二人の姿が映し出されている。

「復讐の記憶」は、80代の老人ピルジュと20代の青年インギュを描いた作品。過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くしたピルジュは、裏切り者への復讐を心に誓って生きてきた。認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名のタトゥーを指に彫り、60年前から計画していた復讐殺人を開始する。青年インギュが運転手として雇われるが、何も知らないインギュは、監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。復讐を成し遂げたいピルジュと、ピルジュに巻き込まれたインギュ。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる。

ピルジュを演じるのは、「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」で大鐘賞映画祭の主演男優賞を受賞したイ・ソンミン。特殊メイクで80代の高齢者に変貌した姿を見せる。インギュ役のナム・ジュヒョクは、映画デビュー作「安市城 グレート・バトル」で青龍映画賞や韓国映画評論家協会賞などの新人男優賞に輝き、韓国版「ジョゼと虎と魚たち」やドラマ「二十五、二十一」などの出演作がある。監督は、「華麗なるリベンジ」のイ・イルヒョンが務めている。

【作品情報】
復讐の記憶
2023年9月1日(金)より シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
配給:ハーク
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