海将補、部下に「無能」 パワハラで停職2カ月

 海上自衛隊は11日、所属部隊で整備員が機材整備に時間をかけているとの理由で「無能なんですか」と発言するなどパワーハラスメントをしたとして、50代の男性海将補を停職2カ月の懲戒処分にした。被害者となった部下の隊員7人のうち1人が精神疾患を発症しており、パワハラが一因となった可能性があるという。一部の被害者が今年1月、相談窓口に通報して発覚した。

 海将補は自衛官で2番目に高い階級。昨年12月以降、海将補の懲戒処分が相次いでおり今回で4件目となる。いずれもパワハラに関連している。

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