八代市立博物館 「茶の湯の世界~松井家の茶道具名品選~」8月20日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

八代市立博物館(熊本県八代市)では、「茶の湯の世界~松井家の茶道具名品選~」を8月20日まで開催中です。本展では、細川忠興とともに千利休の高弟として「わび茶」を学んだ松井家に伝わる茶道具の数々を展示しています。

松井家初代康之は、空前の茶の湯ブームが巻き起こった安土桃山時代に活躍した武将で、古田織部といった名だたる茶人らと交流を深めながら、生涯にわたって茶の湯を楽しんだ人物です。展示品の中には、江戸時代前期に作られたとされる「瀬戸大津手茶入」や安土桃山時代の「信楽耳付水指」などがあります。

利休から受け継いだ「わび」に徹した松井家の茶の湯の伝統を堪能しに、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

2023年6月6日から8月20日まで。
八代市立博物館

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