北海道を代表するコンビニといえば、セイコーマートことセコマ!そんなセコマをレゴで再現した方がTwitterに表れ、大きな話題を呼んでいます。一体どのようにつくられているんでしょうか。
「レゴで作りました」公式も驚きの再現度
投稿された写真には、紛れもないレゴでできたセコマが!外側だけでなく、店内まで精巧に造り込まれています。1階は店舗、2階がイートインスペースになっているこの店舗は、札幌市内にある「セイコーマート山鼻9条店」がモデルになっています。その再現力には、セコマ公式も太鼓判を押すほど。
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駐車場の台数や出入口付近まで忠実に再現されています。駐車用の白線が引いてある部分もリアル!窓から見える店内の雰囲気も、本物さながらの出来栄えです。
なんとバックヤードまで!細部まで再現された店内
その完成度の高さは店舗の外側だけではありません。次は店内を覗いてみましょう。
イートインスペースでゆっくり外を眺めながらくつろいでいる人がいました。レゴは建物だけではなく人も配置できるので、その場を想像しながら見ることができるのも楽しいですね。
レジ付近で売られているバナナは、道民なら「あるある~!」と共感できるのではないでしょうか。店員さんの制服もセコマ仕様にカスタマイズされています。
アイスのある冷凍庫や飲み物が冷えている冷蔵ケースに加え、商品陳列棚やバックヤードまで忠実に再現されています。
このセイコーマート山鼻9条店をレゴで制作したのは、アマチュアレゴビルダーのせたかさん。Domingo編集部はせたかさんがセイコーマートにかける情熱や、ご自身のレゴとの歴史についてお話をうかがいました。
大人になってから"レゴ熱"が再燃
せたかさんがレゴと出会ったのは、当時4歳だった1967年。おじい様からの誕生日プレゼントでした。「50年使えるブロックですよ」と勧められて購入したそうです。
12歳頃までは夢中だったものの、それからしばらくはあまり触る事の無かったレゴ。時間が経ち、2000年頃にネット上でレゴを楽しんでいる大人がたくさん居るのを知り、レゴ熱が再燃したとのこと。
数多くの作品を手掛けてきたせたかさんが、今回セコマを造ろうと思ったのは、レゴ友たちとの"札幌市電の沿線にある建物を作る"という企画がきっかけ。そこで、セコマの中でも特徴的な「山鼻9条店」が選ばれました。
作成する際にこだわったのは「解像度」。「あ、あの店舗だ!」と誰が見ても分かるよう忠実に再現するため、レゴの人形のサイズとのバランスを調整しながら作成したそう。
何度も店舗を利用し、商品の場所や構造をチェックしているからこそ、リアリティ抜群の作品に仕上がるのだとか。
セコマだけじゃない!一目で伝わるこだわりの作品たち
せたかさんはこの他にも、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)やお城、馴染み深い宅配トラックなど多くの作品を生み出してきました。
今後についてお聞きすると、「あまりガツガツせず、気に入った建物でも作ろうかな」と語っていました。
小さなブロックを組み立てると、こんなにも夢のあるものに生まれ変わるレゴ。これからもせたかさんの活躍に目が離せません。
ライタープロフィール
北海道観光カメライター ぶちねこ
北海道の観光スポットや観光施設につながりをたくさん持ってる「ぶちねこ」です。北海道に住んでいると当たり前に思っているものでも、素晴らしい資源がたくさんあります。そんな素敵な北海道の魅力を発信していきます。