エジプトは来夏開催のパリ五輪にサラー招集希望も…リバプールは東京五輪に続き断固拒否か

[写真:Getty Images]

エジプトサッカー協会(EFA)は、来年開催されるパリ・オリンピックにリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーを招集したい意向のようだ。

リバプールの絶対的なエースであり、母国エジプトでもチームを牽引する主将として絶大な人気を誇るサラー。来年1月から2月にかけて開催されるアフリカ・ネーションズカップでも、招集が確実となっている。

また、イギリス『デイリー・メール』によると、EFAはアフリカ・ネーションズカップのみならず、来年7月に開催されるパリ・オリンピックでもサラーの招集を希望しているとのこと。U-23エジプト代表監督のロジェリオ・ミカーレ監督は「この問題について考え、状況を評価するのにまだ1年ある。だが、我々は間違いなくサラーを歓迎するだろう。彼はブラジルにおけるネイマールくらいに重要な存在だ」と語っている。

しかし、現時点でリバプールがサラーのオリンピック行きを許可する可能性は低い模様だ。来年の7月26日から8月11日まで開催されるオリンピックに参加となれば、プレシーズンと2024-25シーズンの序盤を欠場するのは確実となることから、リバプールとしては受け入れられない要求と考えられる。

クラブは同様の理由により、2021年夏に行われた東京オリンピックでも、EFAやサラー本人の希望がありながら招集を拒否。今回についても方針は変更しない見通しであり、EFAが今後どのような交渉を展開するかが注目されている。

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