ウェッズ、ヨシムラジャパンのレース活動をスポンサード。バイク業界と自動車業界の架け橋目指す

 7月8日、静岡県の新東名高速道路・清水パーキングエリア『ネオパーサ清水 ぷらっとパーク』で開催された『ヨシムラツーリングブレイクタイムVol.59 鈴鹿8耐直前スペシャル』にて、4輪ホイールメーカーの老舗であり、スーパーGTファンにはおなじみのウェッズが、ヨシムラジャパンのロードレース活動のスポンサーに就任したことが明らかにされた。

 ロードレースにおいてさまざまな活躍を見せるコンストラクター『ヨシムラジャパン』が主催する『ヨシムラツーリングブレイクタイム』。59回目の開催となった今回は、8月に鈴鹿サーキットで開催される『FIM世界耐久選手権(EWC)鈴鹿8時間耐久ロードレース第44回大会』に参戦するヨシムラSERT Motulを応援するファンが集う、ヨシムラジャパン主催のファンミーティングとして開催された。

 6月下旬には、それまでヨシムラジャパンや、2輪レースともあまり接点がないように思われていたウェッズと、同社がサポートするTGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督とWedsSport Racing Galsの南真琴さん、日南まみさんが参加することが発表され、また当日会場には2016年スーパーGT第7戦タイでチームにとって悲願のGT500初勝利を飾ったWedsSport ADVAN RC Fも展示されるなど、出展内容も大規模であったことから、ウェッズのヨシムラツーリングブレイクタイム出展は2輪、4輪ファン双方から高い関心を集めていた。

 そうして迎えた7月8日、会場となった新東名高速道路・清水パーキングエリア『ネオパーサ清水 ぷらっとパーク』には、ウェッズの石田純一代表取締役社長も登場し、その場でヨシムラジャパンのロードレース活動をスポンサードすることが明らかにされた。

 1965年創業のウェッズは、1977年に日本初のアルミ鍛造3ピースホイール『レーシングフォージ』を販売。1984年4月より『ウェッズスポーツ』として、モータースポーツに積極的に参入するなど、長い歴史の中でさまざまなジャンルの4輪ホイールを手がけてきた。

 これまでに2輪用ホイールを手掛けたことはないが、ウェッズはオフィシャルサイトに「バイク業界と自動車業界のあまり接点がなかったところの架け橋となればと思っており、今後の両社にご期待下さい」と記しており、今後の更なるコラボレーションに期待したいところだ。

鈴鹿8耐合同テストに登場したヨシムラSERT Motulの車両にはウェッズスポーツのロゴが入る
鈴鹿8耐合同テストに登場したヨシムラSERT Motulの車両にはウェッズスポーツのロゴが入る
7月8日に開催された『ヨシムラツーリングブレイクタイムVol.59 鈴鹿8耐直前スペシャル』
TGR TEAM WedsSport BANDOHの坂東正敬監督とヨシムラSERT Motulの加藤陽平チームディレクターが出演するトークショーも行われた

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