SR渋谷のベンドラメ&小島によるBリーガー初の写真展開催!

Oops! ―撮っちゃった!―礼生と元基が撮影した珠玉のフォト

サンロッカーズ渋谷のベンドラメ礼生と小島元基が、7月1日、2日に東京都渋谷区にあるセレクトショップFREAK’S STORE渋谷の併設ギャラリー「OPEN STUDIO」で写真展を開いた。Bリーグの現役選手が写真展を開いたのは初めてのことだ。

開催前の写真展を知らせるSNSには、「僕たちが見ている世界をみなさんと共有させてください。思わず撮ってしまった世界を“Oops!”と呟きながら眺めてください」と、呼びかけるチラシの文字が…。

2人はともに東海大学の同期であり、ポジションも同じポイントガード。プライベートでもとても仲がいい。その2人が、シーズン中に撮り溜めた写真の中から珠玉のショットをセレクトしてファンの皆さんに披露する場を設けたというわけだ。

ところで、2人が写真撮影にはまったきっかけは何だったのか。

「そもそも2人とも写真を撮るのも撮られるのも好きで、お互いに(携帯で)撮ったり撮られたりしているうちに、最初は小島がカメラを買って撮るようになり、その影響で僕もカメラを買って撮影を始めたんです」と、ベンドラメが答えると、小島も「自分は半年前ぐらいにフィルム(で撮影すること)にはまって、そこからいろいろな写真を撮っているうちに一眼レフ(カメラ)を買って、それで撮るようになりました。それからは遠征先などでも散歩をしながら写真を撮ったりしていたんですよね」と言葉を続けた。

普段使用しているカメラも会場内にも飾られていたが、ベンドラメが愛用しているのはフィルム撮影をするカメラ。「フィルムの味というか、フィルムのちょっと粗い感じが好きなんです」とその理由を明かしてくれたベンドラメ。一方、小島は「自分はフィルムもデジタルもどっちも好きなんですが、画像のあのきれいさを見て『すげなぁ』と思ってデジタルにしました」とデジタル派になった。

ベンドラメ礼生(左)、小島元基(右)の愛用カメラも展示

周りの皆さんの協力で素敵な写真展を開催

2人とも最初は趣味のような撮影からスタートしていただけに、まさか写真展を開くまでになるとは思っていなかったと言う。しかし、「写真展とかできたら面白いよね」という2人の夢が、周りの人たちの心を動かし、素晴らしい写真展開催へとこぎつけることができた。

そして開かれた2人の写真展。ベンドラメは、「ファンの人たちには写真を通して、僕たちの視点を見てほしいですね。例えば、『礼生はリンゴをこういうふうに撮ったりするんだ』とか、そういう目線で見てくれたらいいなと思いました。日常がちょっとアートな瞬間だったらすごくいいですよね。アートとスポーツの可能性はとてもあると思います」と意欲的。それに対して小島は、「自分は程よい感じで、ゆる~くやっています」とクールだった。

2日間の開催だったが、入場整理券が配付されたというほど多くのファンが会場に訪れ、「こんなことになるとは思っていなかったので、とんでもないことになってしまった」と目を丸くしていた2人。すでに来年も何かやりたいと考えているらしく、「今回やってみていろいろな方が見に来てくれたので、来年も……」とベンドラメは胸の内を語ってくれた。その布石なのか、会場内にはベンドラメがペイントしたスケートボードも飾られていて、「そういうのもできたらいいな」と夢はさらに膨らんでいるようだ。

6月30日には、大学の2年先輩・田中大貴のSR渋谷への入団も発表された。そこで最後に、10月に開幕するBリーグに向けてひと言――。

「まずはBリーグでしっかり結果を残して、そこはぶらさずに頑張ります。そして、シーズンオフになったらこっちの方で…(笑)」

ベンドラメ、小島の写真を並べて展示

© 日本文化出版株式会社