夏休み 水難事故に気をつけて 岡山中央署 竜之口保育園で劇披露

水難防止をテーマにした劇やクイズを楽しむ園児ら

 水難事故が起きやすい夏休みを前に岡山中央署は10日、竜之口保育園(岡山市中区国府市場)を訪れ、昔話「桃太郎」をアレンジした劇の披露や啓発看板の設置を通して年長、年中児計41人に事故防止を呼びかけた。

 劇は、川から桃を引き揚げるおばあさんを手伝った子ども2人が、桃の中から現れた鬼に川に引きずり込まれ、桃太郎が助け出す内容。署員6人と、子ども役として園児2人も出演した。劇中で署員が「友だちが溺れていたらどうすればいい?」とクイズを出し、子どもだけで助けず大人を呼ぶよう求めた。

 子ども役を演じた年長の園児(5)は「水は怖いと思った。川に入るときは気を付ける」と話した。

 桃とともに川に流されたおばあさんを描いた啓発看板(縦60センチ、横90センチ)を、用水路に面した園のフェンスに掲示。同署地域課の横原利治課長が「川や海は楽しいけど、危険もある。安全に遊んでください」と注意した。

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