「私の最優先事項」ナポリ会長が板倉滉の獲得を熱望、日本人の獲得を望む「本当に日本人が好き。そう言い続けてきた」

[写真:Getty Images]

ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(24)だが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が獲得を熱望している。

2021-22シーズンにシャルケで守備の要となり、チームのブンデスリーガ昇格と2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)優勝に大きく貢献した板倉。その活躍が評価され、2022年7月にはマンチェスター・シティからの武者修行の旅に終止符を打ち、完全移籍でボルシアMGへと加わった。

1年目からその実力を見せつけて板倉だったが、昨年9月にヒザの重傷を負い離脱。カタール・ワールドカップ(W杯)の出場も危ぶまれたなか、なんとか間に合わせるとW杯でも日本代表のグループステージ3試合に出場。W杯後は再びチームの守備の軸としてプレーし、ブンデスリーガで24試合2アシスト、DFBポカールで1試合に出場していた。

その板倉に対し、今夏は移籍の噂が。ナポリが韓国代表DFキム・ミンジェの後釜として関心を示し、クラブに対してオファーを出したと報じられた一方で、板倉はボルシアMGへの残留を決めていると報じられていた。

また、トッテナムも獲得の候補に入れていると報道が出た中、イタリア『カルチョメルカート』がデ・ラウレンティス会長のコメントを掲載。板倉について言及。獲得を望んでいるとし、最優先事項であると強調した、

「板倉と日本のマーケット?日本のマーケットは私の考えの最優先事項だ。問題はその役割に見合う選手を見つけるということだ。もし彼ら、SB、CB、右SB、MFだったら…それぞれの役割は、ナポリがその特定の役割で必要とするものに合致するように、異なる意味合いを持つ」

「私の意見では、スカウト、監督、そして私が犯してはいけない過ちは、新しい監督が就任したこともプラスに働いている事実はあるが、そこにもういない選手、あるいいなくなるであろう選手と、アイデンティティのクオリティを探さなければいけないということだ」

「誰もが真似できるわけではなく、性格やトレーニング、運動能力によって、違いを生む異なる特徴を持っている。だから、再現性は難しくなる」

「私は本当に日本人が好きだ。生涯そう言い続けてきた。韓国人は去ってしまった。日本人を手に入れよ右としている。役割を理解し、その役割が他の選手たちとプレーするのに適した特性を持っているかどうかを理解することだ」

「[4-3-3]を捨てて[4-2-3-1]に変更するつもりはない。とても強力な中盤を持っていれば、守備も上手く機能するからだ。我々はとても強力な中盤を維持しなければいけない」

本人に移籍の意思はないともされたが、ナポリのオファー次第では実現の可能性もゼロではない状況。板倉はどこでプレーすることになるのか、注目が集まる。

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