海水浴シーズンを前に離岸流の調査 宮城・野蒜海岸

宮城県東松島市の野蒜海岸では、海水浴シーズンを前に離岸流の調査が行われました。

宮城海上保安部が実施した調査では、野蒜海水浴場に近い海岸で職員が着色剤を海に投げ入れ、潮の流れを調べました。

鈴木奏斗アナウンサー「調査を始めて10分ほど経ちますが、着色剤が20メートルほど沖合まで届いていますね。離岸流が発生しています」

離岸流は海岸から沖に向かう強い流れで、砂浜近くで泳いでいたはずの人が沖まで流されて溺れる危険があります。

宮城県では2022年、遊泳中に5人が溺れる2人が亡くなっています。

宮城海上保安部は、離岸流に巻き込まれた場合は流れに逆らわず、落ち着いて海岸線と平行に泳ぐよう呼び掛けています。

宮城海上保安部交通課笠原司課長「離岸流は気象や海象に応じてどこでも発生し得る現象です。何か事故があっても直ちに救助ができる体制が整っている海水浴場で遊ぶことをお勧めしております」

野蒜海水浴場は14日に海開きし、8月20日まで開設されます。

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