野木町で住宅などの屋根が飛ばされる突風被害 公立小中学校では休校に 一夜明けた被害状況は

 10日、野木町で発生した突風とみられる影響で倒木や住宅などに被害が出ています。なお、けが人の情報は入っていません。

 野木町によりますと、被害は特に町の北部、友沼地区と潤島地区が中心で、西から東に向かって直線で被害が広がっています。

 友沼地区では民家の屋根が数軒吹き飛ばされる被害がありました。

 時計は被害が起きたとみられる午後6時43分頃で止まっていました。

 この家のすぐ北にある友沼小学校のプールのフェンスがなぎ倒され、道路に飛び出しています。11日は町内の公立小中学校はすべて休校になりました。

 潤島地区では、小屋が50メートル以上飛ばされ、野木町役場でも建物の連絡通路の化粧板がはがれ落ちたり、敷地にあった大きな木が根から倒れていました。

 町は10日、対策本部を立ち上げましたが、11日午前0時に警戒本部に切り替えました。

 また、設置した自主避難所に避難した人もいなかったということです。けが人は確認されていません。町内の停電は午前6時33分にすべて復旧しました。

 町には倒木の被害が多数寄せられていましたが、道路の通行止めは朝までにほぼ解消されたということです。

 気象庁はきのう(10日)、野木町を含む県の南部に竜巻注意情報を発表していました。

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