【橋げた落下事故】国の事故調が現地入り 亡くなった2人の死因は「多発損傷」と判明(静岡市清水区・静清バイパス)

先週、工事中の静清バイパスで橋げたが落下した事故で、亡くなった男性2人の死因が判明しました。また、国交省は11日、第一回事故調査委員会を開催し現場調査を実施しました。

厳しい暑さの中、連日続く警察の現場検証。

この事故は7月6日未明、静岡市清水区の「静清バイパス」で工事中の橋げたが落下し作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負ったものです。警察は11日、亡くなった2人の死因について、複数の骨折や臓器が損傷した「多発損傷」と発表しました。関係者によりますと、亡くなった2人は橋脚の上で作業をしていた際、橋げたと共に9メートルの高さから落ちたとみられます。一方、事故の原因究明と再発防止に向けた動きも…。

(佐野 巧 記者)

「国交省の事故調査委員会の委員らが現場に入りました。これから現地調査が行われます」

この事故を受け、国交省は大学教授など3人の専門家で構成される事故調査委員会を設置しました。11日は午後から、国交省の職員や委員ら10人ほどで、現場調査を実施しました。また、午後3時半からは静岡市葵区の静岡国道事務所で、1回目となる会議を開催。

(事故調査委員会 舘石和雄 委員長)

「架設方法は一般的なものだと認識している、2度とこのような事故が起こらないよう、原因の究明と再発防止策の確立が重要」

委員らは調査した現場の状況などについて話しているとみられます。

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