競走馬の落札総額281億円超 苫小牧で競り市、過去最高

サラブレッドの競り市「セレクトセール2023」で5億2千万円で落札された「コンヴィクション2の2023」(手前)=11日、北海道苫小牧市

 北海道苫小牧市で11日まで開かれた国内最大のサラブレッドの競り市「セレクトセール2023」は、落札総額が281億4500万円に達し、過去最高を更新した。競りにかけられた当歳馬と1歳馬の計453頭のうち、435頭で取引が成立する活況だった。

 10日から開催。最高額は、当歳馬の「コンヴィクション2の2023」の5億2千万円だった。20年に無敗の三冠馬となったコントレイルを父に持つ良血馬。1頭当たりの平均落札額は6470万円だった。

 主催した日本競走馬協会の吉田照哉会長代行は「落札総額は驚きの数字だ。円安で外国人の購買力が高まったことも影響している」と話した。

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