2023年上半期ドライバー最高評価は!? 40m/s未満プロ西川みさとのベスト3

ツアーモデルか軽量モデルか HS30m/s台が推薦するモデルを発表

昨年爆発的にヒットした人気シリーズの続編から、慣性の力に着目した新テクノロジー搭載モデルまで、多くの話題作が登場した2023年上半期ドライバー市場。全体的にプロ仕様のツアーモデルと、アベレージゴルファー向けの軽量モデルがバランスよく登場した印象が強かった。その中で「クラブ試打 三者三様」の出演者3人から高評価を得た一本は何だったのか? まずは1Wのヘッドスピード(以下HS)40m/s未満の女子プロ・西川みさとの総合評価(5項目の平均点)が高かったベスト3を発表する。

第3位:TSR1 ドライバー(タイトリスト)

キャッチコピーは『ライトウエート設計が生み出す驚きのスピード』

「私のような非力な女性ゴルファーでも振り切れるほど、扱いやすさを感じられるタイトリストです。ヘッドだけでなくシャフトも軽量に仕上げた統一感。また、ソールしたときのヘッドの見え方が比較的シャローで構えやすく感じられ、プレッシャーなく構えることができます。HS30m/s台後半から40m/s前後までであれば、どんなスイングタイプの人でも対象になるでしょう」

TSR1 ドライバー「非力でも打てるタイトリスト」

第2位:G430 HL MAX ドライバー(ピン)

構造は「G430 MAX」とほぼ一緒。バックウエートはHL専用となっている

「スタンダードモデル『G430 MAX ドライバー』よりやや弾き感が強く、ボール初速がより出ているような、硬めのフィーリングが伝わります。現在のエースドライバーは同社の『G430 MAX ドライバー』で、後方タングステンウエートを市販のものより軽量のものに替えて使用していますが、買い替え時にこの『HL』シリーズが出ていたら、相当悩んでいたと思います(笑)

G430 HL MAX ドライバー「軽量なのに強弾道」

第1位:ステルス2 ドライバー(テーラーメイド)

「高さは出ているのに低スピン(平均2141rpm)な点が進化した証拠」と西川

「前作は私のHS(平均35~36m/s)では全く歯が立たず、難しいイメージが強かったのですが、今作なら私でも使えてしまうほど、やさしく生まれ変わった気がします。しっかりボールをつかまえられ、フェース面の弾きがちゃんと把握でき、前に強く飛んでくれる印象に変わりました。前作ではパワーが足りず、カーボンフェースを諦めていた人でも、手に取りやすい性能に仕上がっていると思います」

ステルス2 ドライバー「難しいイメージを払拭」

※評価点が同数だった場合のみ 平均飛距離の長いほうを上位に

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