第105回全国高校野球選手権記念岡山大会第3日は11日、倉敷市営球場、美咲エイコンスタジアムで1回戦4試合があり、朝日、東岡山工、水島工、津山工が初戦を突破した。
朝日は八回に代打大山の2点適時打などで笠岡商に4―3で逆転勝ちし、6年ぶりの白星。東岡山工は1年生左腕久岡の好救援で城東との接戦を6―5で制した。水島工は古城池、津山工は邑久にそれぞれ競り勝った。
第4日の12日は両球場と倉敷マスカットスタジアムで1回戦計7試合が行われる。
▽1回戦
朝日、八回に3点差逆転
朝日
000000040|4
300000000|3
笠岡商
▽二塁打 村上、佐藤、山室巧
【評】朝日が八回に3点差を逆転した。寺田と谷野の適時打で2点を返した後の2死満塁で、代打大山が中前に2点打を放った。右腕寺田は二回以降立ち直り、13奪三振で完投した。
笠岡商は佐藤が2点二塁打、先発で7回無失点と投打に躍動したが、降板後の八回に暗転した。
東岡山工、木村が決勝スクイズ
城東
210200000|5
02040000X|6
東岡山工
▽三塁打 三村▽二塁打 仲達、清板、太田(城)、太田(東)▽暴投 久岡▽捕逸 今田
【評】東岡山工は2―5の四回、中田、今田、代打三村、太田の4連続長短打で追い付き、1死三塁から木村が決勝スクイズを決めた。直後に救援した左腕久岡が5回無失点の好リリーフ。
城東は在本の先制打などで主導権を握ったが、五回以降は散発2安打と反発力を欠いた。
水島工、得点機逃さず
水島工
000022000|4
100010000|2
古城池
▽二塁打 力
【評】水島工は中盤の得点機を逃さなかった。1点を追う五回2死二、三塁から力が逆転の2点適時打。同点の六回は2死満塁で石崎が中前に運び、2点を勝ち越した。投げても石崎は2失点完投し、10三振を奪った。
古城池は10残塁。八回2死二、三塁の好機を生かしたかった。
津山工が競り勝つ
邑久
001000200|3
00100300X|4
津山工
▽三塁打 竹内▽二塁打 三谷
【評】津山工が競り勝った。1―1の六回1死一、三塁から代打三谷の左越え二塁打で勝ち越すと、続く宍戸の内野ゴロが敵失を誘い2点を追加した。11安打を許した主戦宍戸は要所で粘り、バックも2併殺を奪った。
邑久は七回に小引の適時打などで1点差に迫ったが及ばなかった。