関東で突風被害か 住宅屋根飛び、倒木も

 11日夕から夜、埼玉県や茨城県、千葉県、群馬県の一部で、家屋の屋根やビニールハウスが飛ばされたり、木が倒れたりしたとの通報が相次いだ。突風の影響とみられる。いずれもけが人の情報は入っていない。

 埼玉県幸手市や加須市を管轄する埼玉東部消防組合消防局によると、通報があったのは11日午後6時半~8時ごろ。午後7時20分ごろには幸手市の男性から「3~4軒の屋根が飛ばされている」と119番があった。加須市では「倒木で道がふさがっている」などの119番が十数件あった。

 茨城県境町には、物置のトタン屋根や瓦、農業用ビニールハウスが強風で飛ばされるなどの被害報告が寄せられた。

 千葉県野田市では11日午後7時ごろ、突風とみられる強い風の影響で住宅の屋根の一部が相次いで飛ばされるなどし、午後11時ごろまでに14件の被害報告が市に寄せられた。

 群馬県では東部を中心に被害が出た。地元消防によると、邑楽町の小学校の駐車場に高さ約5メートルの木が倒れ、車が損傷。館林市では商業施設近くの道路で街路樹が3本倒れた。

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