なでしことW杯初戦で戦うザンビア、エースに性別詐称疑惑? 過去にはレアル行き消滅も…

[写真:Getty Images]

なでしこジャパンとオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で対戦するザンビア女子代表だが、エースにとんでもない疑惑が降りかかっている。

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疑惑がかけられているのはFWバーバラ・バンダ(23)。東京オリンピックではグループステージで敗退も、バンダが大会史上初の2度のハットトリックを決めていた。

荒削りながらも高い身体能力では圧倒できるザンビア。7日に行われたドイツ女子代表との親善試合でも2-3で勝利するなど、驚異的な力を持っているとして注目されている。

なでしこジャパンはW杯初戦でそのザンビアと対戦するのだが、エースのバンダに疑惑が。なんと、性別を偽っているのではないかとドイツ『ビルト』が報じた。

報道によれば、バンダはテストステロンと呼ばれる筋肉を構築するホルモンの数値が以上に高いとのこと。通常は女性よりも男性の方が高く、その数値からして男性である可能性が疑われているという。

昨年、バンダは中国からレアル・マドリーへと移籍する可能性があったが、このチェックで不合格に。マドリーは性別を偽っている可能性を考慮し、契約を見送ったという。

また、バンダは2022年にモロッコで行われた女子アフリカ・ネーションズカップにも出場できず。これも、テストステロンの数値が高かったためであり、チームは3位に終わった中、スタンドから見守るしかできなかった。

国際サッカー連盟(FIFA)は、選手の性別の確認を各国連盟に委ねており、バンダは女子W杯には無事に出場できる様子。ただ、疑念をかけられていることは、本人としてもやりきれないだろう。

7歳からサッカーを始めたバンダは、男子と一緒に長らくプレー。その後、アマチュアボクサーとして5試合を戦い、全て勝利していた。ただ、サッカーがやりたかったためにボクシングの道を諦めたという。

ザンビア代表では37試合に出場し28ゴールを記録。その得点力は驚異的であり、なでしこジャパンとしても、しっかりと対応しなければ、初戦で痛い目に遭う可能性は十分ありそうだ。

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