プロ野球セ・リーグ公式戦「ダイワハウススペシャル 阪神―DeNA」(阪神タイガース、山陽新聞社主催)が11日、倉敷市のマスカットスタジアムで行われ、3万人超の観衆が岡山県内では4年ぶりとなる1軍公式戦を堪能した。試合は首位の阪神が7―2で快勝した。
平日にもかかわらずチケットが完売したファン待望の首位攻防戦で、阪神は木浪が5打点の活躍。0―0の三回2死満塁から走者一掃の中越え二塁打を放つと、1点差に迫られて迎えた五回は右前へ2点適時打。投げては約2カ月ぶりの1軍登板となったエース青柳が7回2失点の好投を見せた。
今季は球場の声出し応援が4年ぶりに解禁され、虎党で大半が埋まったスタンドには阪神の得点のたびに六甲おろしの大合唱が響き渡った。
五回終了時には500発の花火が打ち上がり、夏の夜空に彩りを添えた。
阪神ファンの会社員(47)=岡山市=は「最近は点が取れない試合が続いていたが、今日は爆発してくれて最高です」と興奮気味に話した。