中国、「グローバルサウス」照準 影響力拡大へ外交トップ個別会談

王毅氏

 【北京共同】中国外交担当トップの王毅共産党政治局員は11日、北京でウガンダのオドンゴ外相、ブルンジのシンギロ外務・開発協力相らと相次ぎ個別に会談した。国際社会で存在感を高める「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国に照準を合わせ、連携強化を通じて影響力を拡大する狙い。

 オドンゴ氏との会談で王氏は、中国による巨大経済圏構想「一帯一路」の共同推進の取り組みを強化したいと述べた。シンギロ氏に対しては、欧米と異なる発展モデル「中国式現代化」を通じて「ブルンジを含む途上国に新たな発展のチャンスを提供する」との意向を示した。中米ニカラグアの高官とも面会した。

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