任期満了に伴う群馬県知事選挙が7月6日告示、7月23日投開票の日程で実施されています。今回の群馬県知事選挙には届け出順に共産党が推薦する新人の石田清人氏（66）、新人の清水澄氏（74）、自民・公明の2党が推薦する現職の山本一太氏（65）の無所属3名が立候補しました。本記事では無所属現職の山本一太氏についてご紹介します。
群馬県知事選挙に立候補 石田 清人（いしだ・きよと）氏の経歴・政策まとめ
群馬県知事選挙に立候補 清水 澄（しみず・ますみ）氏の経歴・政策まとめ
群馬県草津町出身、中央大学卒業、米国ジョージタウン大学院年修士課程修了。参議院議員を4期務める
山本氏は1958年群馬県草津町出身、中央大学法学部卒業、米国ジョージタウン大学院年修士課程修了。国際協力事業団（JICA）、国連開発計画（UNDP）ニューヨーク本部職員、参議院議員・山本富雄氏秘書を経て、1995年から参議院議員を4期連続で務めました。外務政務次官、参議院外交防衛委員長、外務副大臣、内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策・科学技術政策・宇宙政策／情報通信技術政策・海洋政策・領土問題担当）、参議院予算委員長等を歴任。2019年の群馬県知事選挙で初当選、今回は2期目を目指しての立候補となります。
山本氏が掲げる政策とは
山本氏は以下の施策を公表しています。
政策１ 県民の幸福度向上
○誰一人取り残されない群馬
県民一人ひとりが輝き、幸福を実感できる群馬を⽬指す。
・「こどもまんなか」の政策をリードする県庁組織を！
・妊娠中・出産後の医療体制の拡充
・自己肯定感・共感力を育むSEL教育導入
・犯罪から⾝を守る予防教育強化 など
○幸福度指標の引き上げ
「群馬県幸福度レポート」を踏まえ、幸福度の指標として県⺠が重視する所得、健康等について⽬標を定め、社会全体の幸福度を引き上げる。
・「次のコロナ」に備えた万全の医療体制を！
・健康長寿県へのチャレンジ老後
・安⼼な老後環境の構築
・切れ目のない弱者支援 など
○ワイズスペンディングと未来投資
県のあり方を⻑期視点で⾒据え、将来世代の幸福に向け、最も費⽤対効果の高い支出（ワイズスペンディング）と⼤胆な投資を果敢に実⾏する。
・公共交通を束ねたワンストップ・サービス（GunMaaS：グンマース）で、地域の交通を活性化する！
・官⺠協創のまちづくり推進
・インフラ老朽化への対応
・重点投資先インフラの新設 など
政策２ 新群馬の創造
○リトリートの聖地
県の立地と快過な空間、温泉・食・伝統⽂化等の魅⼒を活かし、⼼と⾝体を癒す滞在型観光の一大拠点を⽬指す。
・日本が誇る「温泉⽂化」を、世界の「ONSEN」へ！
・観光拠点の整備強化
・有機農業の新市場開拓
・⽣物多様性の保護モデル構築 など
○クリエイティブの発信源
アートやコンテンツのみならず、イノベーション等も含めた価値の創出・発信を牽引する企業集積県・人材輩出県となる。
・すべての県⺠に、思い描くモノを⽣み出す力を！
・群⾺交響楽団のレベルアップ
・中⼩企業のDX推進
・⽂化を生かしたアップサイクル促進 など
○レジリエンスの拠点
感染症、⾃然災害等のリスクが相対的に低く、太陽光、水力等の再⽣可能エネルギーも豊富な点を活かし、県民の生活と命を守る。同時に、最先端企業の誘致を図り、首都圏機能のバックアップを行う地域となる。
・地球温暖化に備え、災害に負けない群馬を！
・新たなパンデミック対策の模索
・県⺠保護（安全保障）の強化
・再⽣可能エネルギーの供給拡大 など
政策３ 群馬モデルの発信
○「群馬を開く」
定住人⼝、関係人⼝、交流人⼝を増やすため、県の内外を問わず多様な人々を受け入れる。うした⼈々と県⺠との融和を図り、多⽂化共⽣・共創の社会を構築する。
・世界の人材が集まり、交わる舞台を群馬に！
・移住によるまち・むら創設構想の⽀援
・「ぐんまトキワ荘構想」の実施
・⽇本語教育強化と多⽂化共生 など
○「群馬で創る」
世界に先駆けて新たな課題に挑戦する課題解決先進県として、官⺠・内外の⼒を結集する。そこから独⾃のアプローチで「群⾺モデル」を⽣み出し、課題の解決に当たる。
・Web3やAI等の先端技術の活⽤で、県が率先してモデルを示し、県内の教育・産業などのデジタル化を進める！
・「全県リビングラボ」構想の訴求
・データを活⽤したビジネスの創出
・新たな林業経営のあり方構築 など
○「群馬が動かす」
こうした取組の成果を、知事が先頭に⽴って国内外に発信する。そうすることで、他の地方公共団体の政策をリードし、国政に影響を与え、時には、海外の新たな動きまで誘発する。
・群馬を、魅⼒溢れる先進政策の発信地に！
・官⺠の政策共創強化
・県内メディアの⾼度化
・トップセールスの強化 など
