玖珠町出身の夏生大湖がドラマ出演 「ずっと俳優を続けたい」【大分県】

「一生懸命演じます」と張り切る夏生大湖
ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」に出演する夏生大湖(右)

 【東京支社】玖珠町出身の俳優夏生大湖(なつき・おみ)が、15日にスタートするドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(TOS、土曜後10.00)に蓬田健斗役で出演する。オーディションで役をつかんだ。「どうしても役が欲しかった。一生懸命演じます」と張り切っている。

 2019年に放送された大ヒット作「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(日本テレビ系)の監督、プロデューサーが担当する本作。卒業式の日に生徒に校舎から突き落とされた高校教師が、1年前の始業式にタイムリープし、死を回避するため容疑者である30人の生徒と向き合っていくというストーリーだ。

 夏生が演じる蓬田は、スポーツマンで明るく、クラスの先頭に立つタイプの生徒。ちょっとお調子者だが、女子にもてる。「僕にはない部分も多いかな。監督さんと話して、ひたすら考えて、掘り下げて、自分なりに役作りをしました」

 中学、高校とバレーボールに打ち込んだ。卒業後は建築関連の会社に就職。現場監督を務めたことも。第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで明色美顔ボーイ賞を受賞し、芸能界入り。ドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日系)で俳優デビュー後、「silent」「忍者に結婚は難しい」などのドラマに出演している。

 「自然豊かな環境で育ったので、山が恋しくなることがあります。撮影スタジオからの帰り道は緑が多いので、歩いて気分転換しています。大分に帰ったら伐株山に行きたい」

 日舞を10年続けており、すらりとした立ち姿や美しい所作が武器のひとつだ。「いつか、時代劇の殺陣にも挑戦したい。ずっとこの仕事を続けて、渋い大人の魅力がある俳優になるのが目標です」と話している。

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