子どもたちに夏の思い出をつくってもらおうと、茨城県鹿嶋市平井地区の「ひらい砂の造形大会」が9日、同市平井の平井海岸で開かれた。市立平井小児童や保護者、地域住民ら約90人が、交流を図りながら、砂浜で海に関係する動物の砂像作りを楽しんだ。
同大会は平井地区まちづくり委員会と平井公民館が中心となって実施し、今年で6回目。同委などによると、海に面した同地区の特徴を生かすため、平井小の恒例行事を引き継ぐ形で始められたという。
参加者は3グループに分かれ、マンボウやシャチ、カメの像を制作。それぞれ約5メートル四方の範囲に砂を盛って成形したり、貝殻で飾り付けたりしながら、約1時間で砂像を完成させた。
初参加で、シャチの砂像を作った同小5年、唐津遥斗君(10)は「友達と一緒に作れて楽しかった。砂を積み上げたり貝殻を付けたりするのが大変だった」、妹で同3年、杏奈さん(8)は「砂を盛るのが楽しかった」と笑顔を見せた。
同委の小堀一委員長(65)は「子どもたちに思い出づくりの一つとして楽しんでもらいたい。親子の交流も図れれば」と大会の意義を話した。