新京成と北総鉄道 京成グループの2社が夏休みの1日乗車券で共演

新京成「夏のわくわく1日乗車券」見本(画像:新京成電鉄)

もうすぐ夏休み! 多くの鉄道会社は夏のお出かけに便利で割安な企画きっぷを発売する。同じ京成グループで、新鎌ヶ谷で接続する、新京成電鉄と北総鉄道は〝夏の1日乗車券〟で共演する。

新京成は「夏のわくわく1日乗車券」で、発売期間は2023年7月14日~8月31日(発売額大人500円、子ども250円)。北総は「北総線1日乗車券」で、同年7月22日~8月27日の土・日曜日と祝日(8月11日の「山の日」)に発売する(大人1000円、子ども500円)。新京成は曜日制限はないが、北総は発売日に限り利用できる。

両社とも乗車当日、自社線が乗り降り自由のほか、沿線施設などでの特典付き。新京成は飲食店や和菓子店などで、料金割引や商品プレゼント。北総も沿線施設で割引などの特典が受けられる。今回は優待施設として新たに「ふなばしアンデルセン公園」が追加された。

両社とも駅で発売する紙のチケットのほか、スマートフォン利用のデジタルチケットも。北総は枚数制限はないが、新京成は紙券1700枚(大人1500枚、子ども200枚)、デジタル1000枚(大人・子ども合計)の限定。

鉄道ファンの視点では、準大手私鉄の新京成は都市近郊鉄道のほか、一部ローカル線の風情を残す。成田スカイアクセス線の主要区間を受け持つ北総は、京成スカイライナーとともに、北総、京成電鉄、都営地下鉄、京急電鉄とさまざまな車両が路線を走るのが魅力だ。

記事:上里夏生

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