離婚したことを子どもに伝える時、どうするのがいい?3つの方法やヒントを解説

離婚したらしなければならない、子どもへの説明

子どもがいなければ、離婚は夫婦だけの問題です。しかし、子どもがいると離婚は家族の問題になります。離婚したことを子どもに告げなければならない時期は、必ずやってきます。離婚の話を子どもに伝える方法やヒントを把握し、子どもにしっかりと事実を伝えましょう。

離婚したことを子どもに伝える3つの方法やヒント

離婚したことを子どもに伝える方法やヒントは、以下のものがあります。

1.感情的に離婚を伝えない

離婚するということは、当人同士もかなりのエネルギーを消耗します。離婚するにあたり、さまざまな感情が湧き上がってくることもあるでしょう。しかし、感情に任せて泣いたり怒ったりしながら子どもに離婚のことを伝えるのは、絶対にすべきではない行為です。

  • 大切な親を泣かせた、もう片方の親への憎しみなどの感情がわきやすくなる
  • 自分がなんらかの原因を作ってしまい、両親の仲が悪くなったかもと、罪悪感にさいなまれる

離婚は子どもに関与しておらず、あくまでも両親だけの問題であることを子どもにしっかりと説明する必要があります。子どもが納得できる言葉選びをするためにも、終始冷静に話切れる精神状態のときに、子どもに離婚の話をすべきです。

2.相手のことを悪く言わない

離婚する前は、離婚に至る経緯がひどければひどいほど、相手に対する愛情は冷めている状態です。そのため、子どもの前で相手の悪口を言ってしまいやすくなっています。

離婚の説明をするとき、相手の悪口を子どもに言ってしまうのはよくありません。子どもにとって、親はこの世で2人しかいません。相手のことをさげすむようなことを言ってしまうと、子どもの心が傷ついてしまいます。

3.離婚しても子どもの親であることは変わらず、愛情を注いでいくことを伝える

離婚は親同士の問題です。たとえ子どもの教育方針など子どもが絡む理由があったとしても、離婚の理由を子どもに擦り付けるような真似はすべきではありません。

離婚しても、離れて暮らす親は子どもに対して今までと同じように惜しみない愛情を注ぐ権利を持っています。子どもには、相手の親からの愛情はこれまでと変わらないということを、しっかりと伝えましょう。

離婚することで子どもを幸せにできる状況とは

「離婚=悪いこと」というわけではありません。子どもの幸福を考えて離婚するというケースもあります。

  • DVがひどい
  • 相手が全く働かない
  • ストレスが軽減する

理想的な家族像は、夫婦円満な仲良し家族がいいと誰でも思っています。しかし、現実はそうではないケースも少なくありません。子どもの幸福を考慮して離婚に踏み切った方が、みんなが幸せになれることも、少なからずあります。

まとめ

離婚を子どもに伝えるときには、いくつかの注意点があります。子どもの心に深い傷を残さないためにも、子どもの心に寄り添いつつ離婚に事実を伝えましょう。

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