大仏の頭で螺髪磨こう 茨城・牛久市、ふるさと納税返礼品

ツアー参加者は牛久大仏最上部で螺髪を磨くことができる=牛久市久野町

茨城県牛久市は11日、ふるさと納税の新たな返礼品として、同市久野町の牛久大仏頭部にある「螺髪(らほつ)」を磨く特別体験ツアーを提供すると発表した。15日午前0時から、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」と「楽天ふるさと納税」で受け付ける。寄付額は大仏最上部の高さ(120メートル)にちなんで120万円。ツアーは年間1組限定で、2人まで参加できる。

牛久大仏の拝観者は通常、エレベーターで胸の位置にある高さ85メートルの展望フロアまで昇る。ツアー参加者たちは、階段とはしごでさらに35メートル上り、大仏の頭頂部から外に出て渦巻き状の螺髪を磨いたり、関東平野の景色を眺めたりできる。頂上にいる姿をドローンで撮影し、編集した記念映像も受け取れる。

他に新たな返礼品として、高さ20メートルの台座の上で大仏の足を磨くツアー(寄付額30万円)、非常階段で展望フロアに上るツアー(同15万円)、ガイド付き胎内案内ツアー(同5万円)も提供する。

同市担当者は「お金を払っても入れない場所に入れるのは、ふるさと納税だけ。特別体験を契機に、全国の方々に牛久市を知ってもらいたい」とアピールしている。

© 株式会社茨城新聞社